フォワ賞 Qatar Prix Foy
ロンシャン競馬場・芝2400m
現地時間午後3時45分、日本時間午後11時45分発走
レース動画は YouTubeから。スタートからすこしして先頭に立つ白い勝負服が勝ったダンカン。2着ナカヤマフェスタは赤い帽子。
RPR はレーシングポスト誌算出のレーティングで、レース前時点でのもの。
着順 | 馬番 | 枠番 | 馬名 | 英語表記 | 騎手 | 着差 | RPR |
1 | 5 | 3 | ダンカン | Duncan | W.ビュイック | 2分35秒90 | 135 |
2 | 3 | 1 | ナカヤマフェスタ | Nakayama Festa | 蛯名正義 | 3/4 | 133 |
3 | 4 | 2 | ティモス | Timos | C.スミヨン | 1 | 125 |
4 | 1 | 5 | バイワード | Byword | M.ギュイヨン | クビ差 | 138 |
5 | 6 | 4 | ダリャカナ | Daryakana | C.ルメール | 2・1/2 | 130 |
6 | 2 | 6 | シンション | Chinchon | O.ペリエ | 1・1/2 | 127 |
スローペースを逃げて、いったんはナカヤマフェスタに差されたものの、差し返して勝ったダンカンはこれが重賞初制覇。2走前の英G2ハードウィックS.では、のちにキングジョージを11馬身差で圧勝するハービンジャーが直線でグングン伸びるところをただ1頭付いていき、ハービーンジャーからは位置取りの差もあって3馬身差をつけられるが、3着には6馬身差をつけていた。(レース映像、2分45秒頃から)。前走8頭立てのG3グローリアスステークス(レース映像)は、後方から追走した3頭が上位を独占する厳しい競馬を、4番手で競馬して、直線では狭くなり後退する場面もありながら4着。5歳になった今年、ようやく一皮むけた感のある馬で、フォア賞のように展開に恵まれれば、重賞を勝ってもおかしくないかと。
一方レース前には気性の激しいところを見せ、スタート直後はかかるように先頭に立ったナカヤマフェスタも、道中では落ち着きを取り戻し、最後はしっかり伸びて、2着確保。最後は差し返されたが、楽な展開だった逃げ馬との差はしっかり詰めてゴールできたし、4着のG1馬バイワードに匹敵する末脚を見せた上々の結果で、本番でも期待できそう。また Soft 発表の重めの馬場にも苦しそうな様子は見せず、良馬場の方が良いだろうとは思うものの、凱旋門賞でも馬場状態に左右されずに結果を出せそうなのもよかったなと。
凱旋門賞でライバルになりそうなのは、有力そうな順に、
- ニエル賞の1,2着馬ベカバッドとプラントゥール
- 昨年の愛ダービー馬で、今年G1コロネーションカップ勝ちなど5戦4勝G1・2勝のフェイムアンドグローリー
- 昨年まで3戦連続凱旋門賞2着で今年も好調なユームザイン
- それぞれ今年の英ダービー馬ワークフォースと愛ダービー馬ケープブランコ
ダンカンも侮れないかもしれない。ちなみに昨年のBCフィリー&メアターフ勝ち馬で、今年牝馬G1・3連勝中、ニエル賞の前に行われたG1ヴェルメイユ賞(ロンシャン・芝2400m)勝ち馬ミッデイは、凱旋門賞には向かわずBC直行の模様。ヴェルメイユ賞2着のプルマニアは古馬G1サンクルー大賞でユームザインを破って優勝しており、これも出てこれば注目したいですが、どうするか不明。
ナカヤマフェスタは重めの馬体だったとのことで、前哨戦を叩いて万全の状態に持っていき、何とか日本馬初の凱旋門賞制覇を達成してもらいたいです。
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