2010年10月3日日曜日

レッドディザイアは約1馬身差3着、フラワーボウル招待ステークスの結果

現地時間10月2日に行なわれた米G1フラワーボウル招待ステークス1着アーヴェイが2着チェンジングスカイを頭差差しきって、G1初勝利を挙げました。日本から出走したレッドディザイアは1番人気に押されたものの、2着から3/4馬身差の3着に終わりました。勝ちタイムは2分08秒54で、10ハロン(約2000m)のレースとしては遅め。極端なスローペースと前日までの雨のため重馬場だったことも影響し、過去20年で2番目に遅い時計でした。

レッドディザイアが出走したフラワーボウル招待ステークスのゴール前
フラワーボウル招待ステークスのゴール前、赤い勝負服がレッドディザイア

フラワーボウル招待S.のレース動画はこのリンク先本文中の VIDEO をクリックで見れます。

追記 YouTube はこちら

追記ここまで


レースは道中内で脚をためたレッドディザイアが最後の直線でいったん先頭に立ったものの、外から伸びてきたチェンジングスカイズに交わされ、さらにレッドディザイアとチェンジングスカイズの間を伸びたアーヴェイがゴール前で2頭を差しきって優勝しました。レッドディザイアは4着キーアタナに3馬身差つけています。

1着アーヴェイと2着チェンジングスカイズは2頭ともヨーロッパで競馬をしたあとアメリカに移籍。アメリカでの成績を見れば、レッドディザイアはもちろん5着シェアードアカウントや6着フォーエヴァートゥギャザーらと比べても格下ですが。イギリス産アーヴェイの父は欧州で重馬場を得意とするらしいデインヒルダンサー、母父がサドラーズウェルズ系インザウイングス、またアイルランド産チェンジングスカイズの父がサドラーズウェルズと欧州血統が上位に入り、レッドディザイアをのぞくほかの4頭は全頭アメリカ産馬であることを考えると、やはり渋った馬場が結果に大きく影響したと考えるのが妥当でしょう。


1,2着馬は8月以来の競馬、一方レッドディザイアは5月のヴィクトリアマイル以来でかつ日本からの遠征であることを考慮すると、前哨戦としては良い結果でした。レッドディザイアはこのあと11月5日のBCフィリーアンドメアターフに出走予定。ここには昨年の勝ち馬でほかに欧州G1競走4勝のミッデイ(G1計5勝)も出走予定で、フラワーボウル招待の結果を見ると、とりあえず良馬場で行なわれることを期待したい。

0 件のコメント: