フラワーボウル招待ステークス Flower Bowl Invitational S.(G1)
ベルモントパーク競馬場・芝10ハロン(約2000m)、3歳以上牝馬限定
総賞金50万ドル、1着賞金30万ドル
現地時間10月2日15時59分(日本時間10月3日午前4時59分)頃発走
馬番 | 馬名 | 英語 | 性・齢 | 斤量(kg) | 騎手 |
1 | ゴジップガール | Gozzip Girl | 牝4 | 54.8 | J.ルパルー |
2 | レッドディザイア | Red Desire | 牝4 | 54.8 | K.デザーモ |
3 | チェンジングスカイズ | Changing Skies | 牝5 | 53.9 | J.ヴェラスケス |
4 | タリップ | Tarrip | 牝4 | 53.9 | R.マラージ |
5 | アーヴェイ | Ave | 牝4 | 53.9 | J.カステリャーノ |
6 | フォーエバートゥギャザー | Forever Together | 牝6 | 54.8 | G.ゴメス |
7 | シェアードアカウント | Shared Account | 牝4 | 53.9 | E.プラード |
8 | キアターナ | Keertana | 牝4 | 53.9 | J.レスカーノ |
◎レッドディザイア
○シェアードアカウント
▲フォーエバートゥギャザー
△キアターナ
まず馬場状態について、フラワーボウル招待が行なわれるベルモントパーク競馬場は、金曜の競馬開催が中止になるほどの風雨だったとの事。土曜は快晴のようですが、この季節それほど気温が上がるわけでもなく、おそらくかなり水分を含んだ馬場で行なわれるでしょう。
出走8頭のうちタリップ以外の7頭がグレード競走の勝ち鞍がある。G1勝ちがあるのは、レッドディザイアのほかに、ゴジップガールとフォーエバートゥギャザーのみ。ただしこの3頭とも今年は G1未勝利である。
ゴジップガールは09年の G1アメリカンオークス(2005年にシーザリオが制覇)勝ち馬。しかしそれ以降は調子を落としているのか、6戦して連対が無い。今年は3戦して、落馬、G3戦4着、G2戦6着の成績で、今はちょっと買えない。
フォーエバートゥギャザーは、レッドディザイアが出走予定のブリーダーズカップ・フィリードメアターフ(G1)を08年に優勝。09年の同レースは2・1/2馬身差3着。成績的にはG1を3勝した08年が明らかにピークで、6歳になった今年は重賞未勝利。前走G3グレンフォールズH.ではキアターナから4・1/2馬身差3着に敗れている。ただし今年もG1競走では2着1回3着1回で、それほど強くない相手にもころっと負けているが、強い相手に底力を試されるとまだまだ好走する感じがある。無視は出来ない。
シェアードアカウントは、前走のG1ダイアナS.で、米G1競走6戦4勝2着1回の強豪プロヴィソに頭差2着し、3着だったフォーエバートゥギャザーにハナ差先着。まだG1未勝利だが強くなっているのは明らかで、2番手評価。10ハロンが初めてであることと7月以来の出走がどうか、という懸念はある。
キアターナは8.5ハロンや9ハロンの重賞で2,3着が多かったが、前述どおり前走11ハロンのグレンフォールズH.でフォーエバートゥギャザーに4・1/2馬身差つけて優勝。2着には3・1/4馬身差つけた。重馬場が予想されるフラワーボウル招待では持ち前の先行力が生かせそう。指し馬のレッドディザイアと、ずぶくなっているっぽいフォーエバートゥギャザーにとってはスイスイ行かれると怖い。
レッドディザイアは。アメリカの芝路線はそれほどレベルが高いとは思われないし、実力はこのメンバーでは明らかに最上位で、重馬場と小回りに対応できれば、勝てると思うのですが。レッドディザイアは京都競馬場内回りの秋華賞を勝っているから小回りは大して問題ではないはず。あとは馬場状態を考えても位置取りだけですが、ここはあくまでBCのための前哨戦であり、さらに5月のヴィクトリアマイル以来の出走であることを考えると、力任せに勝ちきるような競馬をするかは疑問で、本命視は出来ても取りこぼす可能性も相当高いと思います。
タリップはステークス勝ちも無いので、気にするようなことは無いでしょう。ほかにヨーロッパで産駒が活躍する父デイヒルンダンサーのアーヴェイ、父サドラーズウェルズのチェンジングスカイは重馬場なら、血統的に注目です。
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