しかし2頭が先頭で馬体を併せた時の場内の盛り上がりはすごかったですね。
2012年プリンスオブウェールズS.のレース映像。ソーユーシンクはゲート向かって右から5頭目、カールトンハウスは左から2頭めの発走。
重賞初出走、ここまで3戦3勝のファーが直線狭いところがありながら3着まで盛り返しています。昨年の仏ダービー馬リライアブルマンは4着。今年のドバイワールドカップ3着のプランテュールは7着。
ソーユーシンクは父ハイシャパラル、母トライアシック、母の父タイツという血統のニュージーランド産馬。ニュージーランド産馬はG1キングズスタンドS.のリトルブリッジと合わせて今年のロイヤルアスコット2勝目です。今年後半にオーストラリアで種牡馬入りすることが決まっているため、エイダン・オブライエン調教師によると、昨年勝った7月7日の英G1エクリプスS.が欧州最後のレースになるだろうとのこと。エクリプスS.はフランケルの10ハロン初挑戦である可能性が高いレースです。
カールトンハウスは昨年、英G2ダンテS.優勝。1番人気で出走した英ダービーと愛ダービーでそれぞれ3着、4着。その愛ダービー以来の出走だった英G3ブリガディアジェラードS.(芝10ハロン)を快勝していました。やはりダービーの12ハロンは長かったということでしょう。最後の数十メートルはカールトンハウス鞍上のムーア騎手もあまり追ってなかったですし、(完敗ですがそれでも)ソーユーシンク相手にこの競馬ならフランケルやキャメロットの進路、あるいはナサニエルやモンテロッソの体調次第ですが、英インターナショナルS.や英チャンピオンS.など10ハロンG1を勝てる可能性も十分ありますね。
プリンスオブウェールズステークス
(150th Anniversary of Prince of Wales´s Stakes)
2012年6月20日、イギリス・アスコット競馬場、芝10ハロン
4歳以上、全馬同斤量、G1、11頭、レース結果、総賞金50万ポンド
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ソーユーシンク So You Think | 6牡 1.8倍 | J.オブライエン | 2分03秒86 | 23戦【14-4-1-4】 G1は豪5勝、愛3勝、英2勝 |
2 | カールトンハウス Carlton House | 4牡 4.5倍 | R.ムーア | 2・1/4 | 7戦【3-2-1-1】 英ダービー3着 |
3 | ファー Farhh | 4牡 7倍 | F.デットーリ | 1/2 | 4戦【3-0-1-0】 重賞初出走 |
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