2012年6月21日木曜日

英G1プリンスオブウェールズS.、ソーユーシンクがG1競走10勝目。エリザベス女王のカールトンハウスは2着

6月20日に行われた今年で創設150回目の英G1プリンスオブウェールズS.(芝10ハロン)は、3番手追走した昨年2着のソーユーシンクが直線入り口で外から、中団追走のカールトンハウスが内から先頭に立つと2頭の追い比べに。しかし残り1ハロンでソーユーシンクがカールトンハウスを突き放して2馬身差で勝ち、オーストラリア時代も合わせてG1通算10勝目を挙げました。

しかし2頭が先頭で馬体を併せた時の場内の盛り上がりはすごかったですね。

2012年プリンスオブウェールズS.のレース映像。ソーユーシンクはゲート向かって右から5頭目、カールトンハウスは左から2頭めの発走。


重賞初出走、ここまで3戦3勝のファーが直線狭いところがありながら3着まで盛り返しています。昨年の仏ダービー馬リライアブルマンは4着。今年のドバイワールドカップ3着のプランテュールは7着。

ソーユーシンクは父ハイシャパラル、母トライアシック、母の父タイツという血統のニュージーランド産馬。ニュージーランド産馬はG1キングズスタンドS.のリトルブリッジと合わせて今年のロイヤルアスコット2勝目です。今年後半にオーストラリアで種牡馬入りすることが決まっているため、エイダン・オブライエン調教師によると、昨年勝った7月7日の英G1エクリプスS.が欧州最後のレースになるだろうとのこと。エクリプスS.はフランケルの10ハロン初挑戦である可能性が高いレースです。

カールトンハウスは昨年、英G2ダンテS.優勝。1番人気で出走した英ダービー愛ダービーでそれぞれ3着、4着。その愛ダービー以来の出走だった英G3ブリガディアジェラードS.(芝10ハロン)を快勝していました。やはりダービーの12ハロンは長かったということでしょう。最後の数十メートルはカールトンハウス鞍上のムーア騎手もあまり追ってなかったですし、(完敗ですがそれでも)ソーユーシンク相手にこの競馬ならフランケルやキャメロットの進路、あるいはナサニエルやモンテロッソの体調次第ですが、英インターナショナルS.や英チャンピオンS.など10ハロンG1を勝てる可能性も十分ありますね。

プリンスオブウェールズステークス
(150th Anniversary of Prince of Wales´s Stakes)
2012年6月20日、イギリス・アスコット競馬場、芝10ハロン
4歳以上、全馬同斤量、G1、11頭、レース結果、総賞金50万ポンド
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ソーユーシンク
So You Think
6牡
1.8倍
J.オブライエン2分03秒8623戦【14-4-1-4】
G1は豪5勝、愛3勝、英2勝
2カールトンハウス
Carlton House
4牡
4.5倍
R.ムーア2・1/47戦【3-2-1-1】
英ダービー3着
3ファー
Farhh
4牡
7倍
F.デットーリ1/24戦【3-0-1-0】
重賞初出走

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