2012年6月17日日曜日

米G1スティーヴンフォスターH.、ロンザグリークがG1競走2勝目。兄弟対決は実現せず

6月16日に行われた米G1スティーヴンフォスターH.(ダート9ハロン)は、3番手追走の1番人気ワイズダンがゴール直前でしぶとく逃げ粘るネイツマインシャフトを外から交わしましたが、中団追走のロンザグリークが内からワイズダンをアタマ差差し切ってG1競走2勝目を挙げました。

ワイズダンの半兄サクセスフルダンは出走を見送り。サクセスフルダンは2010年の米G1クラークH.で1位入線3着降着。前走の米G2アリシーバS.(ダート8.5ハロン)はコースレコード勝ちを収めていました。また、昨年の米G1クラークH.(ダート9ハロン)を勝ったワイズダンは前走の米G2ベンアリS.(AW9ハロン)で2着に10馬身差をつけてコースレコードで優勝しており、2頭ともここスティーヴンフォスターH.に登録していたので「前走レコード勝ちのG1クラスの兄弟2頭による対戦」が見られるかと期待して(されて)いたのですが。2頭を管理するロプレスティ調教師は「サクセスフルダンを登録したのはワイズダンが出走できない場合に備えてのこと」として今月初めにはサクセスフルダンはおそらく出走しないだろうことを述べていました。まあ同馬主でもあるのでここでわざわざ対戦させる必要もないでしょう。


ロンザグリークは父フルマンデイト、母フランベ(米2勝)、母の父フォーチュネイトプロスペクトという血統。今年3月に8走振りの重賞出走だった米G1サンタアニタH.(ダート10ハロン)で1着。前走4月の米G2オークローンH.(ダート9ハロン)は1番人気で2着に敗れており、そのためかここは8頭立て5番人気でした。なお、そのオークローンH.勝ち馬アルターネーションは3番人気5着に敗れています。

2012年スティーヴンフォスターH.のレース映像。5番枠がロンザグリーク。


スティーヴンフォスターハンディキャップ(Stephen Foster Handicap)
2012年6月16日、アメリカ・チャーチルダウンズ競馬場、ダート9ハロン
3歳以上、G1、8頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金40万ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ロンザグリーク
Ron the Greek
5牡
10.4倍
J.レスカノ1分50秒5119戦【7-4-1-7】
米G1サンタアニタH.1着
2ワイズダン
Wise Dan
5セン
1.9倍
J.ヴェラスケスアタマ16戦【9-1-0-6】
重賞5勝(ここまで3連勝)
3ネイツマインシャフト
Nates Mineshaft
5牡
15.0倍
M.メナ3/416戦【7-1-2-6】
近4走で重賞3勝

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