2012年3月6日火曜日

米G1サンタアニタH.はロンザグリークがG1初勝利

3月3日に行われた米4歳以上G1サンタアニタH.(ダート10ハロン、通称「ビッグキャップ」)は、昨年の勝ち馬ゲームオンデュードがドバイワールドカップを目指すため回避。G1ハリウッドダービー10ハロン)勝ち馬で、初ダートだった前走G2ストラブS.(ダート9ハロン)で7馬身差圧勝したアルティメットイーグルがトップハンデ(54.4kg)ながら1番人気に支持されました。

そのアルティメットイーグルがいつもどおり逃げましたが、すぐ外をグラッディングが一時先頭を奪いながら併走して息の入らない展開に。中団につけていた昨年の2着馬セツコ(牝馬ではなくセン馬)が3コーナーで進出し、直線に入って一時先頭に立ったものの、さらに後方を進みセツコと同じタイミングで上がっていったロンザグリークが外から一気に差し切って優勝し、G1初勝利を挙げました。重賞は2年ぶり2勝目。

セツコが2着。後方から2頭目を進んだウーオーバンゴが1着から約4馬身差3着でした(前走G2サンアントニオS.はゲームオンデュードから5馬身差2着)。

 アルティメットイーグルは10着。2番手追走グラッディングは11着。3番手追走ヴィクトリーピートは最下位11着。2ハロン通過が44秒55、6ハロンが1分09秒08と速く、アルティメットイーグルのペンダー調教師は「セクレタリアトじゃないんだから、あのペースでは持たない」と嘆いています。

ロンザグリークは重賞出走自体8走ぶりのこと。前走のカリフォルニア・フロリダ州産馬限定の高額賞金レース、フロリダ・サンシャインミリオンズ・クラシックではケンタッキーダービー3着馬ムーチョマッチョマンの2着。11月に約4ヶ月ぶりで出走すると4戦して3勝2着1回と好調です。

重賞未勝利のセツコはこれでサンタアニタ競馬場のG1で2着3回目。

2012年G1サンタアニタH.のレース映像

サンタアニタハンディキャップ(Santa Anita Handicap)
2012年3月3日、アメリカ・サンタアニタ競馬場、ダート10ハロン
4歳以上、G1、頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金75万ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ロンザグリーク
Ron the Greek
4牡
4.6倍
J.レスカノ
52.6kg
2分00秒4117戦【6-3-1-7】
2010年G2ルコントS.1着
2セツコ
Setsuko
5セン
4.2倍
V.エスピノーザ
52.6kg
3・1/218戦【2-7-3-6】
G1サンタアニタダービー2着
3ウーオーバンゴ
Uh Oh Bango
5牡
15.5倍
M.スミス
53.1kg
1/219戦【5-6-3-5】
重賞2勝2着3回

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