そのアルティメットイーグルがいつもどおり逃げましたが、すぐ外をグラッディングが一時先頭を奪いながら併走して息の入らない展開に。中団につけていた昨年の2着馬セツコ(牝馬ではなくセン馬)が3コーナーで進出し、直線に入って一時先頭に立ったものの、さらに後方を進みセツコと同じタイミングで上がっていったロンザグリークが外から一気に差し切って優勝し、G1初勝利を挙げました。重賞は2年ぶり2勝目。
セツコが2着。後方から2頭目を進んだウーオーバンゴが1着から約4馬身差3着でした(前走G2サンアントニオS.はゲームオンデュードから5馬身差2着)。
アルティメットイーグルは10着。2番手追走グラッディングは11着。3番手追走ヴィクトリーピートは最下位11着。2ハロン通過が44秒55、6ハロンが1分09秒08と速く、アルティメットイーグルのペンダー調教師は「セクレタリアトじゃないんだから、あのペースでは持たない」と嘆いています。
ロンザグリークは重賞出走自体8走ぶりのこと。前走のカリフォルニア・フロリダ州産馬限定の高額賞金レース、フロリダ・サンシャインミリオンズ・クラシックではケンタッキーダービー3着馬ムーチョマッチョマンの2着。11月に約4ヶ月ぶりで出走すると4戦して3勝2着1回と好調です。
重賞未勝利のセツコはこれでサンタアニタ競馬場のG1で2着3回目。
2012年G1サンタアニタH.のレース映像。
サンタアニタハンディキャップ(Santa Anita Handicap)
2012年3月3日、アメリカ・サンタアニタ競馬場、ダート10ハロン
4歳以上、G1、頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金75万ドル
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ロンザグリーク Ron the Greek | 4牡 4.6倍 | J.レスカノ 52.6kg | 2分00秒41 | 17戦【6-3-1-7】 2010年G2ルコントS.1着 |
2 | セツコ Setsuko | 5セン 4.2倍 | V.エスピノーザ 52.6kg | 3・1/2 | 18戦【2-7-3-6】 G1サンタアニタダービー2着 |
3 | ウーオーバンゴ Uh Oh Bango | 5牡 15.5倍 | M.スミス 53.1kg | 1/2 | 19戦【5-6-3-5】 重賞2勝2着3回 |
0 件のコメント:
コメントを投稿