2012年3月15日木曜日

ドバイG1ジェベルハッタはエイシンアポロンの半弟マスターオブハウンズが重賞初勝利

3月10日に行われたドバイG1ジェベルハッタ(芝1800m)は大外枠発走から積極的に逃げたマスターオブハウンズが最後の直線でも脚色衰えず、シティースタイルらの追い上げを凌いで通算2勝目、重賞初勝利を挙げました。

5番手追走したシティースタイルが2着。後方3番手を進んだ1番人気ムタハディーはよく追い上げましたが3着まで。昨年のこのレース勝ち馬ウィグモアホールは6着。2010年のこのレース勝ち馬で2011年ドバイデューティーフリーの勝ち馬であるプレスヴィスは9着でした。


マスターオブハウンズは昨年のUAEダービーでハナ差2着。またケンタッキーダービーでは5着していました。芝のレースは英G1レーシングポストトロフィー3着、米G1 BCジュベナイルターフ6着、前走G2アルファヒディフォート(芝1600m)3着などがあります。前走は直線でスムーズに追えない所があってからの巻き返しもなかなかでした。馬場は問わず、マイルは若干短くて中距離がちょうど良いタイプかもしれません。この2レース前に行われた芝のレース、ドバイシティーオブゴールドも逃げ切り勝利でしたから、逃げたのも良かったのは間違いないです。

このジェベルハッタはドバイデューティーフリーの前哨戦としての性格が強く、2003年にはマスターオブハウンズと同じシーア騎手とM.デ・コック調教師のイピトンベがジェベルハッタとドバイデューティーフリーを連勝しています。同一年での両競走制覇はイピトンベが唯一の例です。


マスターオブハウンズの5代血統表。父キングマンボ、母父サドラーズウェルズのエルコン配合。ひとつ上の半兄はエイシンアポロンです。

2011年ジェベルハッタのレース映像。


ジェベルハッタ(Jebel Hatta Sponsored By Emirates)
2012年3月10日、ドバイ・メイダン競馬場、芝1800m
3歳以上、G1、14頭、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1マスターオブハウンズ
Master Of Hounds
4牡
17倍
K.シーア1分51秒9613戦【2-4-3-4】
2シティースタイル
City Style
6セン
7.5倍
M.バルザローナ3/418戦【7-3-2-6】
G2アルラシディヤ2着
3ムタハディー
Mutahadee
4牡
2.6倍
C.スミヨン1・1/47戦【3-0-3-】
愛G3で3着

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