2着に9番人気スピロ、3着に重賞3勝の8番人気シックスオックロックニュース。この2頭は昨年1月の新G2ウェリントンカップ(芝2400m、ハンデ戦)で1,2着し、また今年の同レースで2,1着していました。両年とも軽ハンデの方が優勝し、このオークランドカップでも軽量だったスピロのほうが先着しています。
昨年の勝ち馬ティッチは3番人気14着。ウェリントンカップ4着馬で、その前後に2400mのG2を勝っていた2番人気シングルマインデッドは11着。
ジャングルポケット産駒ザジャングルボーイは約4馬身差9着。6歳セン馬のザジャングルボーイはウェリントンカップ3着し、前走のオープン戦ネイサンズメモリアル(芝2200m、ハンデ)ではシーズシンセーショナルより3.5kg軽い斤量に恵まれ、シーズシンセーショナル(3着)に1.4馬身先着し優勝していました(今回は1kg軽いだけ)。
シーズシンセーショナルはザビールクラシックの次走、1600mの新G1ソーンドンマイルは11着。一方、2011年の豪G1クイーンズランドオークス(芝2400m)3着で、連闘で出走した豪G1クイーンズランドダービー(芝2400m)は2着しており、2000m以上のレースは今回を含めて8戦し4勝2着2回3着2回と3着以内を外したことがありません。2000m以上のG1は出走機会3連勝。
今後は11月の豪G1メルボルンカップ(芝3200m)も考慮しつつ、当面は5月の星G1シンガポール航空インターナショナルカップ(芝2000m)も検討しているとのこと。日本からはエイシンフラッシュ、スマートステージ、トレイルブレイザーらが登録しています。(天皇賞・春に呼べないものでしょうか)
2012シンガポール国際レースに日本馬が登録- JRA
シーズシンセーショナルの5代血統表。伊G1ジョッキークラブ大賞(芝2400m)を勝った父エクラール EkraarのG1勝ち馬は2頭目。母父シンコウキング。
ちょっと気づいた点を挙げると、エクラール はチリで7年連続リーディングサイヤーに輝いたユソネット Hussonet の半弟。ユソネットはオーストラリア年度代表馬でG1競走7勝のウィークエンドハスラー Weekend Hussler(5代血統表)も輩出。ウィークエンドハスラーは母父エリシオなので、シーズシンセーショナルとウィークエンドハスラーは、父母 Sacahuista で、母父父がフェアリーキングである点が共通し、またロベルトが4代内に入っている点も同じです。
オークランドカップ(Stella Artois Auckland Cup)
2012年3月7日、ニュージーランド・エラズリー競馬場、芝3200m
4歳以上ハンデ、G1、18頭、レース結果、総賞金50万NZドル
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | シーズシンセーショナル Shez Sinsational | 4牝 3.2倍 | J.マクドナルド 55.0kg | 3分25秒35 | 19戦【7-5-3-4】 G1競走3勝目 |
2 | スピロ Spiro | 6セン 22.2倍 | C.オームズビー 57.5kg | アタマ | 38戦【8-7-1-22】 重賞1勝 |
3 | シックスオクロックニュース Six O'Clock News | 7セン 21.2倍 | N.ラウィラー 59.0kg | 1・1/2 | 52戦【8-8-4-32】 09年5着、昨年7着 |
0 件のコメント:
コメントを投稿