Secretariat's Preakness time from 1973 to be reviewed by Maryland commission | Daily Racing Form
上の記事は数日前のもので、以下はほぼそれに基づいた記事。
1973年のプリークネスS.を2・1/2馬身差で勝ったセクレタリアトの勝ち時計はピムリコ競馬場の自動計測器により1分55秒0と記録されました。しかし、デイリーレーシングフォーム紙の2人の計測員が手動で計ったタイムはどちらも1分53秒4であり、レース後にピムリコ競馬場は計測器はレース前に多くの観客が内馬場へ行こうとメイントラックを横切ったために故障していたとして、ピムリコ競馬場の担当者が手動で図った1分54秒4を公式記録として採用していました。一方、DRF紙は独自の検証を経て現在まで勝ち時計を1分53秒4と掲載していました。
セクレタリアトのオーナー、ペニー・チェナリー氏の代理人は、レース映像から正しい勝ち時計を算出するよう独立した3社に依頼し、提出された推定タイムは0.03秒の精度で得られたと確信しているため公式タイムを見直すに十分な説得力のある証拠として再検討を求めていました。
レース映像から得られた新タイムがどのような数字か明らかにされていなかったのですが、セクレタリアトはケンタッキーダービーとベルモントS.をコースレコードで勝っており、仮にプリークネスS.の勝ち時計が1分53秒4であればこれもコースレコードであるため、3冠すべてコースレコード勝ちという記録が誕生すると注目されていました。
なおケンタッキーダービーの1分59秒4とベルモントS.の2分24秒0は現在もコースレコードです。またプリークネスS.の1分53秒4はそのあと3頭が記録しましたが、セクレタリアトの53秒フラットが「新」レースレコードです。つまりセクレタリアトは現在も3冠すべてのレースレコードを保有しているということです。ちなみに同コースの現在のコースレコードは1991年のピムリコスペシャルで Farma Way が記録した1分52秒55です。
1973年プリークネスS. のレース映像。
2 件のコメント:
このYouTubeの映像で計測すると勝ちタイムは1:53.1~1:53.2といったところですね。まあ1:53.4より速かったのは確かだと思います。
ということは、すくなくともコースレコードであったことは日本の専門家からもお墨付きと。どういう映像を使って再計測したかまだわからないのですが、クラシック競走の公式の記録を大きく訂正するのだから、メリーランド州は証拠に採用した映像を、Mahmoud さんがよく作成されているようなラップつきの動画にしてアップしてほしいところです。
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