昨年のG1仏2000ギニー勝ち馬でこれが米移籍初戦のルカヤンが追い込んで2着。後方につけたディープインパクト産駒のバロッチは最後の直線で一時2番手に上がりましたがゴール直前でルカヤンにクビ差交わされ3着でした。というわけで6頭立てのこの上位3頭とも欧州からの移籍馬です。
オブヴィアスリーは父ショワジール、母リーラ(未出走)、母の父モンジューという血統のアイルランド産馬で、同国で3戦した後、2012年からアメリカに移籍。
昨年8月の米G2デルマーマイルH.(芝1マイル)を1分32秒10のコースレコードで逃げ切り、その次走の米G2アロヨセコマイル(芝1マイル)もレコードに0.06秒差で逃げ切って重賞連勝。ちなみにそのときに2着は米国遠征中だったトレイルブレイザーでした。
さらに11月の米G1 BCマイル(芝1マイル)は後に年度代表馬に選ばれるワイズダンから2馬身差、ケンタッキーダービー馬であり後にドバイワールドカップを勝つアニマルキングダムから1/2馬身差の3着と好走し、それ以来の出走だった今年4月の前走米G3サンシメオンS.(芝6.5ハロン)も距離不足のはずですが1/2馬身差の2着と格好はつけていました。
今年も目標は米G1 BCマイルで、次走は6月29日の米G1シューメイカーマイルの予定です。
3着のバロッチは今年初戦4月のステークスで約1馬身差の4着し、前走一般戦を勝って約9ヶ月ぶりの勝利を挙げていました。重賞で3着以内に入るのも2011年の仏G3プランスドランジュ賞(芝2000m)で2着した以来のことです。まあ、この間に重賞出走したのは昨年10月の1回だけ(7着)ですが。
でも今年のほうが昨年より調子良さそうに思えますね。ちなみに(今頃ようやく気がつきましたが)今年から馬主が Hronis Racing に代わっています。
2013年アメリカンH.のレース映像。2番枠オブヴィアスリー、3番枠バロッチ、1番枠ルカヤン。
アメリカンハンディキャップ(American Handicap)
2013年5月25日、アメリカ・ハリウッドパーク競馬場、芝1マイル
3歳以上、G3、6頭、レース結果(PDF)、総賞金15万ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | オブヴィアスリー Obviously | 5セン 1.4倍 | J.タラモ 54.8kg | 1分32秒95 | 14戦【7-4-2-1】 重賞3勝目 |
2 | ルカヤン Lucayan | 4牡 8.2倍 | J.ルパルー 53.5kg | 2・1/2 | 9戦【3-3-0-3】 米移籍初戦 |
3 | バロッチ Barocci | 5牡 9.3倍 | V.エスピノーザ 52.2kg | クビ | 15戦【3-4-2-6】 仏G3で2着1回 |
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