2013年5月19日日曜日

英G1ロッキンジS.、ファーが4馬身差完勝しG1初勝利

5月18日に行われた英G1ロッキンジS.(芝1マイル、4歳以上)は先行から中団前目に位置したファーが残り2ハロンで先頭に立つと、後方から追い込んだ11番人気ソヴリンデットに4馬身差をつけて完勝し、G1初勝利を挙げました。S.デソウサ騎手は英G1初勝利。

1番人気のデクラレーションオブウォーはファーのすぐ後ろを追走していましたが11馬身差の5着。昨年のG1ドバイデューティーフリー勝ち馬シティースケープは最下位12着。

昨年のG1仏1000ギニー(芝1600m)勝ち馬でG1仏オークス(芝2100m)2着のディープインパクト産駒ビューティーパーラーは馬場が固すぎるとして回避。出走していれば転厩初戦昨年9月の英G1サンチャリオットS.(芝1マイル、3歳以上牝馬)約9馬身差7着以来となる今年初出走だったのですが。


ファーは父ピヴォタル、母ゴンバルダ(独G1を2勝)、母の父ランドという血統

昨年は英G1エクリプスS.(芝10ハロン)、英G1サセックスS.(芝1マイル)、英G1インターナショナルS.(10ハロン88ヤード)、仏G1ムーランドロンシャン賞(芝1600m)で4戦連続2着。

間の2戦の勝ち馬はフランケルでそれぞれ6馬身差、7馬身差でしたが、エクリプスS.はナサニエルから1/2馬身差、ムーランドロンシャン賞はムーンライトクラウドから頭差だから、そのムーランドロンシャン賞以来となる今年初戦とはいえデクラレーションオブウォーに1番人気を譲ったのがそもそもおかしな評価で、順当な勝利だったと思います。

次走はロイヤルアスコット開催の英G1クイーンアンS.(芝1マイル)か英G1プリンスオブウェールズS.(芝10ハロン)かであるが、どちらに出るかは1週前まで決めないだろうと。昨年のプリンスウェールズS.では勝ったソーユーシンクから2・3/4馬身差、2着のカールトンハウスから1/2馬身差しました。


ちなみに単勝80倍で2着のソヴリンデットは前走準重賞2着、過去にG3で2着1回がある程度で、昨年の英G1クイーンエリザベス2世S.(芝1マイル)で8頭立て5着以来となる2度目のG1出走でした。当時はエクセレブレーションから7馬身離されるも、イルーシヴケイトやカールトンハウスらG1でも好走するメンバーと1馬身差以内でしたから、G1の流れのほうが向いているのかもしれません。

2013年ロッキンジS.のレース映像。ゴドルフィンの勝負服がファー。


ロッキンジステークス(JLT Lockinge Stakes)
2013年5月18日、イギリス・ニューベリー競馬場、芝1マイル
4歳以上、G1、12頭、Good to Firm、レース結果、1着賞金11万ポンド

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ファー
Farhh
5牡
4.3倍
S.ソウザ1分35秒439戦【4-4-0-1】
G1【1-4-1-0】
2ソヴリンデット
Sovereign Debt
4牡
81倍
A.カービー415戦【4-4-0-7】
G3で2着1回
3アルジャマヒア
Aljamaaheer
4牡
17倍
P.ハナガンクビ8戦【2-1-4-1】
これ以前の重賞3戦とも3着

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