中団から差したチャーミングキトゥンがさらにクビ差の3着。ライディルークはさらに1・1/4馬身差の4着。母にJRA1勝馬を持つバランスザブックス(米G3勝ち、米G1 BCジュベナイルターフ3着)はジャヴァズウォーから約4馬身差の6着。4月20日に2012年度のカナダ年度代表馬に選ばれるアンキャプチャードは10着に敗れています。アンキャプチャードは米ダート重賞2戦2勝だったのでダートのトライアルを選んだほうが良かったと思いますが。
ジャヴァズウォーは父ウォーパス、母ジャヴァ(米7戦2勝)、母の父レインボウクエストという血統のケンタッキー州産馬。母の全姉は米G1を2勝(芝9fと芝10f)して1998年に米最優秀芝牝馬に選ばれたフィジー Fiji です(もちろんパシフィカスの2代母Fijiとは別の馬です)。
デビューから3戦を芝で走って2,3戦目を連勝し、重賞初出走だった4戦目の米G1ディキシアナブリーダーズフューチュリティ(AW8.5ハロン、2歳)は約2馬身差の3着。
2走前の米G2ケンタッキージョッキークラブS.(ダート8.5ハロン)約5馬身差の6着。前走の米G2タンパベイダービー(ダート8.5ハロン)は3馬身差の2着。というわけでケンタッキーダービーにはダート2戦未勝利での出走です。
しかしタンパベイダービーの勝ち馬はその次走の米G1ウッドメモリアルS.(ダート9ハロン)を勝ってダービー1番人気になりそうなヴァラザノで(主催者の予想オッズは僅差2番人気ですが)、ジャヴァズウォーはヴァラザノより約1.8kg重い斤量でヴェラザノから3馬身差。
またタンパベイダービーの3,4着馬は前走ダートG3で1,2着していた2頭でもあり、それには4・1/4馬身差をつけています。そしてそのタンパベイダービー3着馬はその次走の米G1アーカンサスダービー(ダート9ハロン)で約5馬身差の4着。だからジャヴァズウォーはダートでも悪くない成績であると言えるし、スタミナのある血統だから本番でも後方からきっちり追い込んでくるでしょう。この脚質だから19番枠も関係ないだろうし展開が向けば怖い存在です。
2013年ブルーグラスS.のレース映像。4番枠から出遅れるのがジャヴァズウォー。
ブルーグラスステークス(Toyota Blue Grass Stakes)
2013年4月13日、アメリカ・キーンランド競馬場、ダート9ハロン
3歳、G1、14頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金75万ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ジャヴァズウォー Java's War | 3牡 5.6倍 | J.ルパルー | 1分50秒27 | 7戦【3-1-1-2】 重賞4戦目初勝利 |
2 | パレスマリス Palace Malice | 3牡 5.9倍 | G.ゴメス | クビ | 6戦【1-3-1-1】 2走前に米G2で3着 |
3 | チャーミングキトゥン Charming Kitten | 3牡 23.2倍 | J.ブラーヴォ | クビ | 7戦【2-2-2-1】 前走の米芝G3で2着 |
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