2013年5月24日金曜日

(4月)豪G1オールエイジドS.、オールトゥハードが優勝しG1競走3連勝。英ロイヤルアスコット遠征せずに引退

4月27日に行われた豪G1オールエイジドS.(芝1400m、3歳以上)は、逃げ粘るレインアフェアーを4番手追走した1番人気オールトゥハードが残り50mで差し切って優勝し、これで1400mのG1競走3連勝としました。

昨年の仏G1フォワ賞(芝2400m)でオルフェーヴルの4着だったフィオレンテ(母の父ピルサドスキー)が、昨年の豪G1メルボルンカップ(芝3200m)2着以来の出走で3着。

母の父サンデーサイレンスの豪G1競走8勝馬モアジョイアスは2番人気でしたが、7着に敗れています。

ちなみに2着レインアフェアーはこの次走の豪G1 BTCカップ(芝1200m)で5馬身差の2着に入り、芝G1で2着4回目(未勝利)を記録しています。


オールトゥハードは父カジノプリンス、母ヘルシング(未出走)、母の父デザートサンという血統。ブラックキャビアの半弟であり、豪イースターイヤリングセールにおいて102万5000ドルで落札され、4走前、昨年10月の豪G1コーフィールドギニー(芝1600m、3歳)でG1初勝利を上げています。

その次走、同11月の豪G1コックスプレート(芝2040m)2着後にヴァイナリースタッドが財政難のネイサン・ティンクラー氏から、報道によって幅がありますが2500万豪ドルから3100万豪ドルで購入(1豪ドル=約100円、2013年5月12日現在)。

その後、豪G1 C.F.オーアS.(芝1400m、3歳以上)で姉弟制覇。その次走で2月の豪G1フューチュリティS.(芝1400m、3歳以上)を勝ち、今回はそれ以来の出走でした。

この後はロイヤルアスコットの英G1クイーンアンS.(芝1マイル)に出走が検討されていましたが、すでに北半球からも種牡馬としてのオファーがあるから遠征することに大きな意味がないとして取り止めに。5月18日の豪G1ドゥームベンカップ(芝2000m)出走もありえるとのことでしたが、G1を4勝しており、もう十分であるとして引退することになりました。

初年度種付け料は6万6000豪ドルに決定されています。一方、同期のピエロがクールモアに3500万豪ドルで購入され、初年度種付け料7万7000豪ドルとなりました。豪競馬は景気いいですね。


2013年オールエイジドS.のレース映像。外枠の濃緑の勝負服がオールトゥハード。

オールエイジドステークス(Yarraman Park All Aged Stakes)
2013年4月27日、オーストラリア・ランドウィック競馬場、芝1400m
3歳以上、G1、8頭、Good3、レース結果、総賞金 40万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績(4/27終了時点)
主な成績
1オールトゥハード
All Too Hard
3牡
2.75倍
D.ダン
56.5kg
1分22秒8912戦【7-2-1-2】
G1競走4勝目
2レインアフェアー
Rain Affair
5セン
11倍
C.ウィリアムズ
59.0kg
1/220戦【11-4-0-5】
G2を3勝、G3を1勝
3フィオレンテ
Fiorente
5セン
51倍
T.ベリー
59.0kg
1・1/411戦【2-4-1-4】
英G2勝ち

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