昨年の仏G1フォワ賞(芝2400m)でオルフェーヴルの4着だったフィオレンテ(母の父ピルサドスキー)が、昨年の豪G1メルボルンカップ(芝3200m)2着以来の出走で3着。
母の父サンデーサイレンスの豪G1競走8勝馬モアジョイアスは2番人気でしたが、7着に敗れています。
ちなみに2着レインアフェアーはこの次走の豪G1 BTCカップ(芝1200m)で5馬身差の2着に入り、芝G1で2着4回目(未勝利)を記録しています。
オールトゥハードは父カジノプリンス、母ヘルシング(未出走)、母の父デザートサンという血統。ブラックキャビアの半弟であり、豪イースターイヤリングセールにおいて102万5000ドルで落札され、4走前、昨年10月の豪G1コーフィールドギニー(芝1600m、3歳)でG1初勝利を上げています。
その次走、同11月の豪G1コックスプレート(芝2040m)2着後にヴァイナリースタッドが財政難のネイサン・ティンクラー氏から、報道によって幅がありますが2500万豪ドルから3100万豪ドルで購入(1豪ドル=約100円、2013年5月12日現在)。
その後、豪G1 C.F.オーアS.(芝1400m、3歳以上)で姉弟制覇。その次走で2月の豪G1フューチュリティS.(芝1400m、3歳以上)を勝ち、今回はそれ以来の出走でした。
この後はロイヤルアスコットの英G1クイーンアンS.(芝1マイル)に出走が検討されていましたが、すでに北半球からも種牡馬としてのオファーがあるから遠征することに大きな意味がないとして取り止めに。5月18日の豪G1ドゥームベンカップ(芝2000m)出走もありえるとのことでしたが、G1を4勝しており、もう十分であるとして引退することになりました。
初年度種付け料は6万6000豪ドルに決定されています。一方、同期のピエロがクールモアに3500万豪ドルで購入され、初年度種付け料7万7000豪ドルとなりました。豪競馬は景気いいですね。
2013年オールエイジドS.のレース映像。外枠の濃緑の勝負服がオールトゥハード。
オールエイジドステークス(Yarraman Park All Aged Stakes)
2013年4月27日、オーストラリア・ランドウィック競馬場、芝1400m
3歳以上、G1、8頭、Good3、レース結果、総賞金 40万豪ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績(4/27終了時点) 主な成績 |
1 | オールトゥハード All Too Hard | 3牡 2.75倍 | D.ダン 56.5kg | 1分22秒89 | 12戦【7-2-1-2】 G1競走4勝目 |
2 | レインアフェアー Rain Affair | 5セン 11倍 | C.ウィリアムズ 59.0kg | 1/2 | 20戦【11-4-0-5】 G2を3勝、G3を1勝 |
3 | フィオレンテ Fiorente | 5セン 51倍 | T.ベリー 59.0kg | 1・1/4 | 11戦【2-4-1-4】 英G2勝ち |
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