2013年2月15日金曜日

豪G1CFオーアS.、オールトゥハードが勝ち姉弟連覇

2月9日に行われた豪G1CFオーアS.(芝1400m、3歳以上)は、後方2番手を追走した1番人気のオールトゥハードが逃げ粘る2番人気キングムファサを残り100mで外から交わして先頭に立ち、重賞3勝目、G1競走2勝目を挙げました。

昨年の勝ち馬ブラックキャビアの半弟で姉弟連覇となりました。3歳馬が勝つのは2003年の Yell 以来となる10年ぶりのことです。(ちなみにYellの調教師は John Hawkes、オールトゥハードの調教師は John とその息子2人Michael と Wayne の3人。)

道中オールトゥハードの1馬身前を走っていたマウィンゴと最後方追走のミスターモエが追い込み、それぞれ2着と3着に食い込んでいます。


オールトゥハードは父カジノプリンス、母ヘルシング(未出走)、母の父デザートサンという血統。豪イースターイヤリングセールにおいて102万5000ドルで落札され、2走前、昨年10月の豪G1コーフィールドギニー(芝1600m)でG1初勝利を上げています。

前走の豪G1コックスプレート(芝2040m)2着後に財政難のネイサン・ティンクラー氏からヴァイナリースタッドが購入していました。

この後は3月2日の豪G1オーストラリアンギニー(芝1600m)へ。その後は英ロイヤルアスコット遠征が検討されており、英G1クイーンアンS.(芝1600m)が有力なようです。

また2月16日の豪G1ライトニングS.(芝1000m)に半姉ブラックキャビアが昨年6月の英G1ダイヤモンドジュビリーS.以来の出走予定です。

2013年 C.F.オーアS.のレース映像。後方の緑の勝負服がオールトゥハード。


C.F.オーアステークス(Sportingbet C.F. Orr Stakes)
2013年2月9日、オーストラリア・コーフィールド競馬場、芝1400m
3歳以上、G1、9頭、Good3、レース結果、総賞金40万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1オールトゥハード
All Too Hard
3牡
2.25倍
D.ダン
55.5kg
1分22秒8310戦【5-2-1-2】
豪G1コーフィールドギニー1着
2マウィンゴ
Mawingo
5牡
16倍
C.ウィリアムズ
59.0kg
1/214戦【4-2-4-4】
独G3を1勝
豪G1ドゥームベンカップ1着
3ミスターモエ
Mr Moet
5セン
13倍
D.スターク
59.0kg
28戦【12-6-3-7】
豪G1レイルウェイS.1着

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