2013年2月16日土曜日

豪G1ライトニングS.、ブラックキャビアが復帰戦も勝ち23連勝

2月16日に行われた豪G1ライトニングS.(芝1000m)は、英G1ダイヤモンドジュビリーS.(芝6ハロン)以来となる8ヶ月ぶりの出走になったブラックキャビアが終始楽な手ごたえのまま楽勝し、デビューから無敗の23連勝、G1競走13勝目を挙げました。

半弟オールトゥハードが先週9日の豪G1 C.F.オーアS.(芝1400m)を勝って姉弟連覇を達成しており、ブラックキャビアが勝ったことで2週連続で姉弟G1勝利となりました。


2着に同厩舎で昨年9月の豪G1サールパートクラークS.(芝1400m)1着以来の出走だったモーメントオブチェンジが入り、3着も同厩舎でムーディー調教師のワンツースリー。

勝ち時計55秒42は1988年の記録を更新するコースレコード。ブラックキャビアの上がり3ハロンは31秒43で、スタートから13.62 - 10.37 - 10.21 - 10.17 - 11.05 というラップを刻んでいます。

ちなみに昨年は55秒53(3ハロン31秒82)で勝ちました。他のレースで比較すると今年の方が速い時計が出やすいっぽいので、長期休養明けでも今年の方が調子が良いというわけではないでしょう。しかし英遠征後に判明した筋膜損傷の影響はまったく無さそうです。


このあとは明言されていませんが、4月の豪G1 TJスミスS.や5月の豪G1 BTCカップなどに出走する可能性が高そう。3月9日の豪G1ニューマーケットH.はハンデ戦でおそらく出走しないと思われる。

オーストラリアのG1最多勝利記録はキングストンタウンの14勝だからブラックキャビアはあと1勝で並びます。

また昨日の記事で海外遠征はもう無いと明らかになっていると書きましたが、その後に公開された記事でムーディー調教師は「オーナーがどうしてもと言うなら、ついでに(というかそのままとどまって来春に?かな)フランケルとの種付けもできるだろうし欧州遠征もあるかもね」と述べてます。同記事の上部で6ハロンのダイヤモンドジュビリーS.ではなく5ハロンのキングズスタンドS.に出走させるべきだったとも述べているので、(もう一度の海外遠征の可能性はまず無いでしょうが)今年もロイヤルアスコットに行くなら昨年とは違うレースになるかもしれません。


なお、この2レース前の豪G3ザ・ヴァニティ(芝1400m、3牝)は、母の父バブルガムフェローの Petite Diablesse が短頭+ハナ差という僅差の3着に入りました。

2013年ライトニングS.のレース映像(YouTube、埋め込み不可なのでリンク先で)。

ライトニングステークス(Black Caviar Lightning Stakes)
2013年2月16日、オーストラリア・フレミントン競馬場、芝1000m
3歳以上、G1、8頭、Good3、レース結果、総賞金50万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ブラックキャビア
Black Caviar
6牝
1.1倍
L.ノーレン
56.5kg
55秒4223戦【23-0-0-0】
G1競走13勝目
2モーメントオブチェンジ
Moment of Change
4セン
16.9倍
L.ミーチ
58.5kg
2・1/210戦【5-1-3-1】
豪G1を1勝
3ゴールデンアーチャー
Golden Archer
4牡
27.7倍
D.スタックハウス
58.5kg
3/418戦【8-4-2-4】
重賞1勝2着2回

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