2013年5月24日金曜日

(4月)豪G1シドニーカップ、ムーラヤンがG1初勝利

4月27日に行われた豪G1シドニーカップ(芝3200m、3歳以上、ハンデ)は、5,6番手追走の5番人気ムーラヤンが最後の直線で外に出されると、先行し内から伸びた8番人気ノールスキーを3/4馬身差し切って優勝し、G1初勝利を挙げました。

C.ウィリアムズ騎手騎乗、唯一の牝馬で6番人気タイだったアリヤナティルダがさらに短頭差の3着。このアリタナティルダは2000mより長い距離だとこれ以前に2戦して、2012年の豪G1オーストラリアンオークス2着、前走の豪G3チェアマンズH.(芝2600m)3着と3着以内を外しておらず長距離のほうが良いんでしょうね。まあ2走前に1900mで重賞初勝利を挙げていますが。昨年の勝ち馬ニウォットはトップハンデで9着に敗れています。


ムーラヤンは父アルハース、母ムーラマラ、母の父カヤージという血統のアイルランド産馬。アガカーン殿下の生産所有馬として愛ダービー3着、重賞2着3回などしたあと、2010年から現オーナーに買われオーストラリアに移籍。

2010年に豪G1メトロポリタン(芝2400m)で、2011年に豪G1ザ・BMW(芝2400m)と豪G1マッキノンS.(芝2000m)でそれぞれ2着しており、G1出走11戦目でようやくG1のタイトルを獲得しました。

重賞勝利も2012年10月の豪G3クレイヴンプレート(芝2000m)以来となる2勝目です。

ちなみにオーストラリアには3200mのG1が2つあり、もう一方のメルボルンカップを昨年勝ったこれも移籍馬のグリーンムーンはムーラヤンと同オーナー、同調教師です。ムーラヤンはそのメルボルンカップで5馬身差7着していました。

この後は休養を挟んで来シーズンに備えるとのこと。

2013年シドニーカップのレース映像。手前から2頭目、白の帽子、紺の勝負服がムーラヤン。

シドニーカップ(Schweppes Sydney Cup)
2013年4月27日、オーストラリア・ランドウィック競馬場、芝3200m
3歳以上、G1、10頭、Good3、レース結果、総賞金50万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績(5/24終了時点)
主な成績
1ムーラヤン
Mourayan
7牡
12倍
J.ボウマン
58.0kg
3分24秒2938戦【5-8-5-20】
重賞2着7回
2ノールスキー
Norsqui
6セン
21倍
C.シモンズ
55.0kg
3/438戦【8-7-3-20】
2走前に3200m重賞勝ち
3アリヤナティルダ
Aliyana Tilde
4牝
16倍
C.ウィリアムズ
54.5kg
短アタマ19戦【3-2-5-9】
2走前に1900m重賞勝ち

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