2013年5月25日土曜日

豪G1ドゥームベンカップ、ビートゥンアップがG1初勝利

5月18日に行われた豪G1ドゥームベンカップ(芝2000m、3歳以上)は、6番手内を進んだ4番人気ビートゥンアップが先に抜け出したG1競走3勝し昨年3着のマニガーを残り50mで差し切って勝ち、1年半ぶりの重賞競走2勝目、G1初勝利を挙げました。

1番人気のフォアテラーが直線大外から追い込んで3/4馬身差の2着。マニガーは僅差の4着。昨年の2着馬で、前走の豪G2 A.D.ホリンデイルS.(芝2000m)でフォアテラーを2着に下していたライツオブへヴンが5着でした。


ビートゥンアップは父ビートホロウ、母フロッグ、母の父アカラッドという血統のイギリス産馬。

デビューから3連勝で2011年の英G3セントサイモンS.(芝12ハロン)優勝。しかし、G1ドバイシーマクラシック6着、英G1コロネーションカップ5着(といっても36馬身差ですが)した後は英の条件戦さえ2戦して勝てず、オーストラリアに移籍。

移籍後は、豪G2アヤックスS.(芝1500m)4馬身差9着、英G3ドンカスタープレリュード(芝1600m)4・1/2馬身差11着、新準重賞ローリーマイル(芝1600m)頭差2着と、着順はともかく着差は大敗せずに走っていました。

ビートホロウ産駒だから距離伸びて良かったのでしょう。

ちなみに2着のフォアテラーも仏G3で4着などしたあと、ビートゥンアップと同じクリス・ウォラー調教師の元に移籍し、今年3月に豪G1ランヴェットS.(芝2000m)を勝っています。また昨年2012年のドゥームベンカップもドイツ産馬マウィンゴが勝ち、今年4月の豪G1クイーンエリザベスS.(芝2000m)はこれもウォラー調教師が移籍させた仏ダービー馬リライアブルマンが勝つなど、豪2000m以上は欧州からの移籍馬の活躍がほんとに多いです。


2013年ドゥームベンカップのレース映像(Australia(B)、5月「17日」、第7レースの順に選択)。最内1番枠がビートゥンアップ。

ドゥームベンカップ(Kirks Doomben Cup)
2013年5月18日、オーストラリア・ドゥームベン競馬場、芝2000m
3歳以上、G1、13頭、Dead4、レース結果、総賞金 50万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ビートゥンアップ
Beaten Up
5セン
9倍
L.イネス
59.0kg
2分04秒3411戦【4-1-1-5】
重賞2勝目
2フォアテラー
Foreteller
6セン
4倍
J.キャシディ
59.0kg
3/431戦【9-3-1-18】
重賞3勝
3シークレットアドマイヤー
Secret Admirer
5牝
15倍
M.ロッド
57.0kg
アタマ28戦【3-5-10-10】
G1で【2-1-7-8】

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