2013年5月4日土曜日

新G3ホークスベイゴールドカップ、田中正一騎手のサヴァイヴドが重賞2連勝

4月20日に行われた新G3ホークスベイゴールドカップ(芝2200m、3歳以上ハンデ)は、田中正一騎手が騎乗した1番人気サヴァイヴドが最後の直線で外から突き抜け2着に4馬身差をつけて完勝し、前走の新G3マナワツクラシック(芝2200m、3歳)に続き重賞2連勝。3歳馬の勝利は1977年以来のことだそうです。

前走の新G1イースターH.(芝1600m)5着のシンコウキング産駒サムアップが2番人気4着。昨年の勝ち馬でジャングルポケット産駒のフレミントンは12番人気6着でした。

一昨年2011年にもこのレースを勝っている田中騎手は、2011年8月の新G3ウィンターカップ以来となる重賞勝ちで重賞通算4勝目(2011年のG1ソーンドンマイルのほか3勝は全てG3)。


サヴァイヴドは父ゼド Zed、母リベラル(1勝)、母の父ジェネラスという血統のニュージーランド産馬。前走の新G3マナワツクラシックはJ.リデル騎手が騎乗して重賞2戦目で重賞初勝利を挙げていました。そのマナワツクラシック2着馬は次走の3歳限定豪G3で、3着馬はオーストラリアの準重賞でそれぞれ優勝しています。

田中騎手はサヴァイヴドの2走前にも騎乗して勝利に導いており、今回は主戦のリデル騎手が53kgの斤量では乗れないため、再び田中騎手が騎乗していました。

次走は5月11日の豪G3ラフハビットプレート(芝2000m、3歳)か同25日の豪G3グランプリS.(芝2200m)を使って、6月8日の豪G1クイーンズランドダービー(芝2400m)が検討されています。牡馬(セン馬含む)は57kgなのでリデル騎手に戻ってしまうでしょうが。

またレース前にジョン・ベリー調教師が述べたところによると、来シーズンは新G1チャレンジS.(芝1400m)、新G1ウィンザーパークプレート(芝1600m)、新G1スプリングクラシック(芝2040m)のホークスベイ春3冠から豪G1コックスプレート(芝2040m)を目指すとのこと


ちなみに父のZedはニュージーランドで4戦1勝、G3で6着1回という成績ですが、父がザビール、母が新G1インターナショナルS.(芝2000m)勝ち、母の父デインヒルという良血のため種牡馬入りし、現4歳が初年度産駒ですが2頭の重賞勝ち馬を輩出しています(もう1頭は前述マナワツクラシックの2着で次走の豪G3フランクパッカーS.を勝った Usainity)。

Zed の母エメラルドドリームはザビールの仔を受胎した状態で新G1インターナショナルS.を勝ち、そのお腹の中に居た仔というのが Zed です。


2013年ホークスベイゴールドカップのレース映像(NZ競馬公式サイト。Videoタブを選択)。右から7頭目の発走。勝負服はリンク先参照。

ホークスベイゴールドカップ(Hawke's Bay Gold Cup)
2013年4月20日、ニュージーランド・ヘイスティングス競馬場、芝2200m
3歳以上、G3、14頭、Slow7、レース結果、総賞金7万ニュージーランドドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1サヴァイヴド
Survived
3セン
2.8倍
田中正一
53kg
2分18秒747戦【5-1-0-1】
重賞2連勝
2ボニンスキー
Boninsky
5セン
31.2倍
M.スウィーニー
53kg
4・1/425戦【3-2-3-17】
重賞6戦目初連対
3ダブルオーセヴン
Double O Seven
7セン
50.2倍
V.ジョンソン
53kg
アタマ48戦【4-5-7-】
準重賞以上で初の3着以内

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