前走の新G1イースターH.(芝1600m)5着のシンコウキング産駒サムアップが2番人気4着。昨年の勝ち馬でジャングルポケット産駒のフレミントンは12番人気6着でした。
一昨年2011年にもこのレースを勝っている田中騎手は、2011年8月の新G3ウィンターカップ以来となる重賞勝ちで重賞通算4勝目(2011年のG1ソーンドンマイルのほか3勝は全てG3)。
サヴァイヴドは父ゼド Zed、母リベラル(1勝)、母の父ジェネラスという血統のニュージーランド産馬。前走の新G3マナワツクラシックはJ.リデル騎手が騎乗して重賞2戦目で重賞初勝利を挙げていました。そのマナワツクラシック2着馬は次走の3歳限定豪G3で、3着馬はオーストラリアの準重賞でそれぞれ優勝しています。
田中騎手はサヴァイヴドの2走前にも騎乗して勝利に導いており、今回は主戦のリデル騎手が53kgの斤量では乗れないため、再び田中騎手が騎乗していました。
次走は5月11日の豪G3ラフハビットプレート(芝2000m、3歳)か同25日の豪G3グランプリS.(芝2200m)を使って、6月8日の豪G1クイーンズランドダービー(芝2400m)が検討されています。牡馬(セン馬含む)は57kgなのでリデル騎手に戻ってしまうでしょうが。
またレース前にジョン・ベリー調教師が述べたところによると、来シーズンは新G1チャレンジS.(芝1400m)、新G1ウィンザーパークプレート(芝1600m)、新G1スプリングクラシック(芝2040m)のホークスベイ春3冠から豪G1コックスプレート(芝2040m)を目指すとのこと。
ちなみに父のZedはニュージーランドで4戦1勝、G3で6着1回という成績ですが、父がザビール、母が新G1インターナショナルS.(芝2000m)勝ち、母の父デインヒルという良血のため種牡馬入りし、現4歳が初年度産駒ですが2頭の重賞勝ち馬を輩出しています(もう1頭は前述マナワツクラシックの2着で次走の豪G3フランクパッカーS.を勝った Usainity)。
Zed の母エメラルドドリームはザビールの仔を受胎した状態で新G1インターナショナルS.を勝ち、そのお腹の中に居た仔というのが Zed です。
2013年ホークスベイゴールドカップのレース映像(NZ競馬公式サイト。Videoタブを選択)。右から7頭目の発走。勝負服はリンク先参照。
ホークスベイゴールドカップ(Hawke's Bay Gold Cup)
2013年4月20日、ニュージーランド・ヘイスティングス競馬場、芝2200m
3歳以上、G3、14頭、Slow7、レース結果、総賞金7万ニュージーランドドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | サヴァイヴド Survived | 3セン 2.8倍 | 田中正一 53kg | 2分18秒74 | 7戦【5-1-0-1】 重賞2連勝 |
2 | ボニンスキー Boninsky | 5セン 31.2倍 | M.スウィーニー 53kg | 4・1/4 | 25戦【3-2-3-17】 重賞6戦目初連対 |
3 | ダブルオーセヴン Double O Seven | 7セン 50.2倍 | V.ジョンソン 53kg | アタマ | 48戦【4-5-7-】 準重賞以上で初の3着以内 |
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