2013年5月10日金曜日

英2冠馬キャメロット、2013年初戦の愛G3を快勝。2着の母は日本調教馬

5月6日の愛G3ムーアズブリッジS.(芝10ハロン、4歳以上)で今季初戦を迎えた昨年の英2冠馬キャメロットは最後方追走から直線で差し切り、自厩舎のペースメーカーであるトライアンファントに1・3/4馬身差をつけて快勝しました。

2011年の英G1デューハーストS.(芝7ハロン、2歳)の勝ち馬で、それ以来の出走だった今年4月にここと同距離同コースの愛準重賞を勝っていたパリッシュホールが2番人気でしたが、トライアンファントを交わせずさらに頭差の3着でした。


キャメロットは昨年の英2000ギニー英ダービーを制して2冠達成。しかし愛ダービーも勝ってニジンスキー以来の牡馬3冠に挑んだ英セントレジャーは2着。その次走の凱旋門賞は約12馬身差の7着と生涯初の大敗を喫し、さらにその後、疝痛で手術を受けるという踏んだり蹴ったりのシーズン後半を過ごしていました。

ムーアズブリッジS.は昨年、厩舎の先輩セントニコラスアビーがペースメーカーを捕らえられず2着に敗れてしまったレースでしたが、無事にこなして今後2走はどちらも10ハロンの愛G1タターソールズゴールドカップ(5月26日)から英G1プリンスオブウェールズS.(6月19日)へ。その後は7月の同じく10ハロン、英G1エクリプスS.も登録しています。


ちなみに、netkeibaで知ったことですが、2着トライアンファント(血統)の母ミークアピール Meek AppealJRA2勝の日本調教馬。その母がトライマイベスト、エルグランセニョールの半妹という良血だから海外で繁殖入りすることになったのでしょう。くわしくはサラブレッド探偵さんの投稿で

トライアンファントは2011年5月にデビューして今回が5戦目。兄弟も出走回数が少なくこれは遺伝的な体質の弱さがあるかもしれません。2走前、昨年5月の愛準重賞(7ハロン、3歳)は5頭立て3着していました。次走は不明。


2013年ムーアズブリッジS.のレース映像。最後方、紫の勝負服がキャメロット。逃げているのがトライアンファント。下に貼り付けたYouTube動画は最初の十数秒が切れています。ゲートからの動画はこちら(要登録)


ムーアズブリッジステークス
(High Chaparral European Breeders Fund Mooresbridge Stakes )
2013年5月6日、アイルランド・カラ競馬場、芝10ハロン
4歳以上、G3、5頭、Good to Yielding、レース結果

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1キャメロット
Camelot
4牡
1.33倍
A.オブライエン
60.8kg
2分16秒278戦【6-1-0-1】
G1競走4勝
2トライアンファント
Triumphant
4セン
21倍
S.ヘファナン
58.5kg
1・3/45戦【1-1-1-2】
2走前に準重賞3着
3パリッシュホール
Parish Hall
4牡
3.5倍
K.マニング
58.5kg
アタマ7戦【3-2-1-1】
英2歳G1勝ち

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