23日に20歳になったばかりのジョセフ・オブライエン騎手はこのレース3連覇。父のエイダン・オブライエン調教師はその3連覇含む通算9勝目(過去6年で5勝)。
英G1レーシングポストトロフィー2着、G1英2000ギニー3着のヴァンデルニーアが1番人気で8着。
なお、2011年の WSJS で優勝するなど日本でもおなじみJ.ムルタ騎手はアイルランドで調教師免許を取得したばかりで、この愛2000ギニーでフォートノックスとアスクダッドの2頭を管理馬として送り込み、かつフォートノックスに騎乗していましたが前者6番人気9着、後者は最低人気で最下位10着に終わりました。
マジシャンは父ガリレオ、母アブソリュートリーファビュラス、母の父モーツァルトという血統のアイルランド産馬。今年初出走、重賞2戦目だった前走5月10日の英G3ディーS.(芝10ハロン75ヤード)で2着に4馬身差をつけて重賞初勝利を挙げたばかりでした。
モーツァルトの父がデインヒルですから、ほとんどガリレオ×デインヒルの黄金配合。栗山求氏がこのニックスについて(モンジュー×デインヒルはそれほどでもないことから)「Buckpasser クロスの効果が大きいのでしょう」と指摘しておられます。
ここで母の父モーツァルトの4代母サーチングは、バックパサーの母ブサンダと同じウォーアドミラルとラトロワンヌの組み合わせで、つまりモーツァルトはブサンダ≒サーチングの5×4。さらに母アブソリュートリーファビュラスはブサンダ≒サーチング≒ベターセルフの6×5×6だから、デインヒルが1代遠くなっても依然として好相性であるのかもしれません。
次走についてレース直後は陣営から連闘で英ダービー出走の可能性が示されましたが、6月18日の英G1セントジェームズパレスS.(芝1マイル)に直行することになりました。
2013年アイリッシュ2000ギニーのレース映像。3番ゲート発走がマジシャン。
愛2000ギニー(Tattersalls Irish 2,000 Guineas)
2013年5月25日、アイルランド・カラ競馬場、芝1マイル
3歳、G1、10頭、Good to Firm、レース結果、総賞金30万ユーロ
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | マジシャン Magician | 3牡 3.3倍 | J.オブライエン | 1分36秒81 | 6戦【3-1-0-2】 重賞2連勝 |
2 | ゲールフォーステン Gale Force Ten | 3牡 8倍 | S.ヘファナン | 3・1/2 | 9戦【2-2-2-3】 英G1デューハーストS.3着 仏2000ギニー3/4馬身差4着 |
3 | トレーディングレザー Trading Leather | 3牡 7倍 | K.マニング | 1・1/2 | 6戦【2-2-1-1】 重賞【1-1-1-1】 |
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