2013年5月10日金曜日

仏G1ガネー賞、独パストリアスがG1競走3勝目

4月28日に行われた仏G1ガネー賞(芝2100m、4歳以上)は、3番手追走したパストリアスとやや離れた5番手追走のマキシオスが残り200mで馬体を並べて抜け出すと、ゴール前でパストリアスが1馬身突き放して優勝し、G1競走3勝目を挙げました。ペリエ騎手はこのレース2連覇、5勝目。

最後方から追い込んだ豪G1メルボルンカップ(芝3200m)などG1競走3勝のドゥナデンがさらに1馬身差の3着。

前走G1ドバイデューティフリー3着で、昨年は英G1ファルマスS.(芝1マイル、3歳以上牝馬)を勝ち、牡馬相手の仏G1ガネー賞(芝2100m)、G1香港カップ(芝2000m)どちらも2着していた牝馬ジオフラが1番人気でしたが4着。昨年のG1仏ダービー(芝2100m)馬サオノワが5着など。


パストリアスは父ソルジャーホロウ、母プリンセスリー(独3勝)、母の父モンズンという血統のドイツ産馬。ちなみにこのレースで逃げて8着だった同オーナー・同厩舎のポイントブランクは半兄です(騎手はマリオ・ホーファー調教師の娘ステファニー)。

昨年のG2独2000ギニー約8馬身差7着から挑んだG1独ダービー(芝2400m、3歳)は大本命のノベリストをゴール直前で1/2馬身交わして重賞2勝目、G1初勝利。その次走、古馬初対戦の独G1ダルマイヤー大賞(芝2000m)は前年の勝ち馬に8馬身差をつけてG1連勝。

その後も独G1バーデン大賞(芝2400m)でデインドリームから1馬身差の3着。英G1チャンピオンS.(芝10ハロン)はフランケル、シリュスデゼーグル、ナサニエルに次ぐ4着していました。

今回はG1でしたがチャンピオンS.に比べるとメンバーもかなり弱く、勝っても驚きはないですね。次走は5月19日の星G1シンガポール航空国際S.(芝2000m)へ。5月10日に移動する予定だそうだから、この記事執筆時点でもう飛んでいるかもしれません。

2013年ガネー賞のレース映像。内から3頭目の発走がパストリアス。


ガネー賞(Prix Ganay)
2013年4月28日、フランス・ロンシャン競馬場、芝2100m
4歳以上、牡58kg、牝56.5kg、G1、9頭、レース結果、総賞金30万ユーロ

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1パストリアス
Pastorius
4牡
8.3倍
O.ペリエ2分08秒3912戦【6-2-2-2】
重賞5勝目(独G1競走2勝)
2マキシオス
Maxios
5牡
5倍
S.パスキエ114戦【6-2-0-6】
4月初旬に仏G2勝ち。重賞3勝
凱旋門賞馬バゴの半弟
3ドゥナデン
Dunaden
7牡
12倍
J.スペンサー138戦【10-9-7-12】
豪G1を2勝、香港G1を1勝

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