前走の米G2アロヨセコマイル(芝1マイル)でトレイルブレイザーを2着に負かしていたオブヴィアスリーが3着。
10月の英G1クイーンエリザベス2世S.(芝1マイル)勝ち馬で、というより前走までで14戦8勝2着4回3着1回、敗れた6戦のうちデビュー戦4着を除く5戦の勝ち馬はいずれもフランケルで、他に1頭に先着されたことがあるだけという成績で知られるエクセレブレーションが2番人気4着。オブライエン騎手「すべてが彼には速すぎました」。
前走の仏G1ムーランドロンシャン賞(芝1600m)など仏G1を3勝しているムーンライトクラウドが3番人気8着でした。
ワイズダンは父ワイズマンズフェリー、母リサダニエル(米1勝)、母の父ウルフパワー(南ア年度代表馬)という血統。1歳上の半兄に、米G2アリシーバS.をコースレコードで勝ち、一昨年のクラークH.で1位入線3着降着だったサクセスフルダンがいます。
9月の加G1ウッドバインマイルS.を3・1/4馬身差、10月の米G1シャドウェルターフマイルS.も2馬身差で勝ち、これで芝マイルG1を3連勝しています。また昨年米G1クラークH.(ダート9ハロン)を勝ち、今年唯一ダートを走った米G1スティーヴンフォスターH.(9ハロン)は勝ち馬より約1.8kg、3着馬より2.3kg重い斤量で1着から頭差2着しており、クラシック出走も考えられていました。
ちなみにスティーヴンフォスターH.の勝ち馬が今年のBCクラシックで約8馬身差4着だったロンザグリークで、半兄サクセスフルダンが勝ったアリシーバS.の2着馬が同BCクラシック勝ち馬のフォートラーンドです。
昨年のケンタッキーダービー(ダート10ハロン)勝ち馬アニマルキングダムはプリークネスS.2着、ベルモントS.6着後に骨折。今年のドバイワールドカップに向けて復帰戦の2月のアローワンス戦(芝8.5ハロン)を勝っていましたが、3月に再び故障が判明し、今回はそれ以来となる8-9ヶ月の出走でした。
2012年BCマイルのレース映像(埋め込み不可なのでリンク先で)。ゲート向かって右から2頭目がワイズダン。
ブリーダーズカップ・マイル(Breeders' Cup Mile)
2012年11月3日、アメリカ・サンタアニタパーク競馬場、芝1マイル
3歳以上、G1、9頭、レース結果(PDF)、総賞金200万ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ワイズダン Wise Dan | 5セン 2.8倍 | J.ヴェラスケス | 1分31秒78 | 20戦【13-1-0-6】 重賞9勝目 |
2 | アニマルキングダム Animal Kingdom | 4牡 11.0倍 | R.ベハラーノ | 1・1/2 | 9戦【4-4-0-1】 昨年のケンタッキーダービー馬 |
3 | オブヴィアスリー Obviously | 4セン 7.2倍 | J.タラーモ | 1/2 | 12戦【6-3-2-1】 重賞2連勝中 |
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