2着に重賞初出走だった前走の米G3ギャラントブルームH.(ダート6.5ハロン)を勝っていたダストアンドダイヤモンズが入り、1、2番人気で決着。一昨年と昨年どちらも2着のスイッチが今年は3着(4番人気)。
昨年の勝ち馬ミュージカルロマンスは6着。米G1バレリーナS.(ダート7ハロン)など過去1年でG1を4勝しているタービュレントディセントが3番人気7着。米G1ラブレアH.勝ち馬テディースプロミスは8着。
グルーピードールは父ボウマンズバンド、母デピュティドール(米2勝)、母の父シルヴァーデピュティという血統。
昨年8月、デビュー4戦目の米G3ガーデニアS.(ダート1マイル)で重賞初勝利。その後7戦してアローワンス1勝止まりでしたが(米G2サビンS.で2着ロイヤルデルタから頭差3着がありますが)、つづく米G1マディソンS.(AW7ハロン)でG1初勝利を挙げ、さらに次走の米G1ヒューマナディスタフS.(ダート7ハロン)は7馬身差で圧勝しています。
その後さらに重賞を2勝してここに挑んでいました。ブリンカー初装着だったマディソンS.後にマラージ騎手が「前半からレースに参加できるようになった」と述べていました。これでブリンカー装着後は5戦5勝。いずれも7ハロン以下のその5戦で2着につけた着差合計は25馬身と効果は絶大だったようです。
マラージ騎手は今回、「1,2馬身を稼ぐために内に入れる必要はないと考えていました。ごちゃつかないようにレースを進めることがこの馬にとって重要なことなのです」と述べています。
ちなみにオーナーブリーダーの二人は親子で、息子W.ブラッドリー師がグルーピードールの調教師でもあります。5歳の来年も現役を続ける模様。
2012年BCフィリーアンドメアターフのレース映像。ゲート向かって左から2頭目、白のブリンカー装着馬がグルーピードール。
ブリーダーズカップ・フィリーアンドメアスプリント
(Breeders' Cup Filly & Mare Sprint)
2012年11月3日、アメリカ・サンタアニタパーク競馬場、ダート7ハロン
3歳以上牝馬、G1、10頭、レース結果(PDF)、総賞金100万ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | グルーピードール Groupie Doll | 4牝 1.7倍 | R.マラージ 56.2kg | 1分20秒72 | 16戦【9-3-2-2】 重賞6勝目 |
2 | ダストアンドダイヤモンズ Dust and Diamonds | 4牝 5.5倍 | J.ルパルー 56.2kg | 4・1/2 | 10戦【5-1-4-0】 重賞2戦目、前走G3勝ち |
3 | スウィッチ Switch | 5牝 11.2倍 | G.ゴメス 56.2kg | 3・3/4 | 24戦【6-7-5-6】 G1で【2-6-2-3】 |
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