2012年11月5日月曜日

米G1 BC F&Mスプリント、グルーピードールが完勝でG1出走機会3連勝

2012年ブリーダーズカップ2日目第2レース、米G1 BCフィリーアンドメアスプリント(ダート7ハロン、3歳以上牝馬)は、単勝1.7倍の1番人気グルーピードールが外の5番手を追走し最終コーナーでまくって直線入り口で先頭に立つと2着に4・1/2馬身差、3着にさらに3・3/4馬身差をつけて完勝し、重賞5連勝、G1競走3勝目を挙げました。

2着に重賞初出走だった前走の米G3ギャラントブルームH.(ダート6.5ハロン)を勝っていたダストアンドダイヤモンズが入り、1、2番人気で決着。一昨年と昨年どちらも2着のスイッチが今年は3着(4番人気)。

昨年の勝ち馬ミュージカルロマンスは6着。米G1バレリーナS.(ダート7ハロン)など過去1年でG1を4勝しているタービュレントディセントが3番人気7着。米G1ラブレアH.勝ち馬テディースプロミスは8着。


グルーピードールは父ボウマンズバンド、母デピュティドール(米2勝)、母の父シルヴァーデピュティという血統

昨年8月、デビュー4戦目の米G3ガーデニアS.(ダート1マイル)で重賞初勝利。その後7戦してアローワンス1勝止まりでしたが(米G2サビンS.で2着ロイヤルデルタから頭差3着がありますが)、つづく米G1マディソンS.(AW7ハロン)でG1初勝利を挙げ、さらに次走の米G1ヒューマナディスタフS.(ダート7ハロン)は7馬身差で圧勝しています。

その後さらに重賞を2勝してここに挑んでいました。ブリンカー初装着だったマディソンS.後にマラージ騎手が「前半からレースに参加できるようになった」と述べていました。これでブリンカー装着後は5戦5勝。いずれも7ハロン以下のその5戦で2着につけた着差合計は25馬身と効果は絶大だったようです。

マラージ騎手は今回、「1,2馬身を稼ぐために内に入れる必要はないと考えていました。ごちゃつかないようにレースを進めることがこの馬にとって重要なことなのです」と述べています

ちなみにオーナーブリーダーの二人は親子で、息子W.ブラッドリー師がグルーピードールの調教師でもあります。5歳の来年も現役を続ける模様。

2012年BCフィリーアンドメアターフのレース映像。ゲート向かって左から2頭目、白のブリンカー装着馬がグルーピードール。


ブリーダーズカップ・フィリーアンドメアスプリント
(Breeders' Cup Filly & Mare Sprint)
2012年11月3日、アメリカ・サンタアニタパーク競馬場、ダート7ハロン
3歳以上牝馬、G1、10頭、レース結果(PDF)、総賞金100万ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1グルーピードール
Groupie Doll
4牝
1.7倍
R.マラージ
56.2kg
1分20秒7216戦【9-3-2-2】
重賞6勝目
2ダストアンドダイヤモンズ
Dust and Diamonds
4牝
5.5倍
J.ルパルー
56.2kg
4・1/210戦【5-1-4-0】
重賞2戦目、前走G3勝ち
3スウィッチ
Switch
5牝
11.2倍
G.ゴメス
56.2kg
3・3/424戦【6-7-5-6】
G1で【2-6-2-3】

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