2012年11月15日木曜日

豪G1クラウンオークス、デヒア産駒ディアデミがG1初勝利

11月8日に行われた豪G1クラウンオークス(芝2500m、3歳牝馬)は、11月3日の豪G2ウェイクフルS.(芝2000m)4着だったディアデミが最終コーナーで外から手ごたえ良く進出すると同レース勝ち馬のザイデコに1・1/4馬身差をつけて優勝し、重賞2勝目、G1初勝利で挙げました。

豪1000ギニー勝ち馬コマンディングジュエルは未出走。前走準重賞2着のサマーブリスが3番人気3着。その準重賞勝ち馬アルゾラが4番人気5着。昨年の豪G1サウスオーストラリアンダービー勝ち馬ザビーリオネアの全妹ゴンドコロ  Gondokoro (母の父カーネギー)が7着でした。


ディアデミは父デヒア、母シャーリー(未出走)、母の父ザビールという血統。祖母は豪G1ゴールデンスリッパー勝ち馬。2着ザイデコは父がザビールです。しかし母の父ザビールの優勝は過去10年で2頭目で調べてみると意外と少ない。

またデヒア産駒の豪G1勝ちは4月のシュウェップスオークス(芝2000m)勝ち馬インヴェスト、6月のウィンターS.(芝1400m)勝ち馬ペアタートに続き3頭目。

9月に豪G2フューリアスS.(芝1400m)を勝ったほか、4月の豪G1シャンペンS.(芝1600m)2着。また10月のG1豪1000ギニーも2着し同3着ザイデコに先着していました。前々走の1000ギニーでは最後の直線で前の馬と内ラチに挟まれる不利、前走のウェイクフルS.も直線で内をついて進路がないシーンがあり(レース映像)、スムーズな競馬が出来ませんでした。キャシディ騎手は「前走と、特に前々走は運がなかったですが、調教師とオーナーに今度は結果を出すと約束していました」と述べています。


ちなみに昨年の勝ち馬モシーン(G1競走4勝し引退。日本に輸入され来春ディープインパクトと交配予定)も中4日でこのレースを勝っていました。

2012年クラウンオークスのレース映像。ゲート左から4頭目、青の帽子、青と白の勝負服、白いメンコ装着馬がディアデミ。

クラウンオークス(Crown Oaks)
2012年11月8日、オーストラリア・フレミントン競馬場、芝2500m
3歳牝馬、G1、15頭、Good、レース結果、総賞金100万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ディアデミ
Dear Demi
3牝
5倍
J.カシディ
55.5kg
2分35秒8815戦【4-3-3-5】
重賞2勝目
2ザイデコ
Zydeco
3牝
2.38倍
K.マケヴォイ
55.5kg
1・1/46戦【2-1-1-2】
前走重賞初勝利
3サマーブリス
Summerbliss
3牝
9倍
C.ウィリアムズ
55.5kg
1・3/43戦【1-1-1-0】
重賞初出走

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