表の下で各馬1頭ずつ紹介します。
英G1クイーンエリザベス2世ステークス(Qipco Queen Elizabeth II Stakes)
10月15日、3歳以上、アスコット競馬場・芝1マイル
発送予定時刻 現地時間15時35分(日本時間21時35分)
総賞金100万ポンド(約1億2000万円)、1着賞金56万7700ポンド(約6800万円)
斤量:3歳 約57.1kg、4歳以上 約58.5kg、牝馬はそれぞれ約1.3kg減
枠番 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 通算成績 主な成績 |
01 | ポエツヴォイス Poet's Voice | 4牡 41倍 | F.デットーリ | 15戦【4-2-3-6】 英G1クイーンエリザベス2世S.1着 |
02 | フランケル Frankel | 3牡 1.3倍 | T.クウィリー | 8戦【8-0-0-0】 サセックスS.などG1競走4勝 |
03 | ドバウィゴールド Dubawi Gold | 3牡 41倍 | 未定 | 15戦【5-3-0-7】 G1競走2着2回 |
04 | ブレットトレイン Bullet Train | 4牡 150倍 | I.モンガン | 8戦【2-1-0-5】 英G3ダービートライアルS.1着 フランケルのペースメーカー役 |
05 | ディックターピン Dick Turpin | 4牡 26倍 | R.ヒューズ | 19戦【9-3-1-6】 仏G1ジャンプラ賞1着 |
06 | イモータルヴァース Immortal Verse | 3牝 7倍 | G.モッセ | 7戦【4-1-0-2】 仏G1ジャクルマロワ賞1着 |
07 | エクセレブレーション Excerebration | 3牡 7倍 | J.スペンサー | 8戦【5-1-1-1】 仏G1ムーランドロンシャン賞1着 |
08 | サイドグランス Side Glance | 4セン 50倍 | J.フォーチュン | 15戦【6-2-3-4】 G3ソヴリンS.1着 |
ここから各馬短評。オッズの低い順番です。レース名に距離を記載していない場合は1マイルまたは1600mです。
フランケル(父ガリレオ、母父デインヒル)
ここまで8戦8勝と圧倒的な力を示してきました。英2000ギニーは6馬身差圧勝、セントジェームズパレスS.は早仕掛けもあって3/4馬身差に詰め寄られましたが、古馬初対戦だった前走サセックスS.(7月27日)はマイルG1を5連勝中だったキャンフォードクリフスに5馬身差をつけて完勝しています。
セシル調教師は、「1,2頭ほど強い馬がいますが、皆さんが期待している結果をご覧いただけるでしょう」と述べています。
エクセレブレーション(父エクシードアンドエクセル、母父インディアンリッジ)
フランケルとは2度対戦し、G3グリーンハムS.(7ハロン)で4馬身差2着、G1セントジェームズパレスS.で2・3/4馬身差3着しています。どちらも完敗でしたが、安定して高いレベルで走っており、2着候補です。
G2独2000ギニーは7馬身差圧勝。前走の仏ムーランドロンシャン賞では後述リオデラプラタに1・1/2馬身差、ドバウィゴールドに3馬身差をつけてG1初勝利を挙げています。
イモータルヴァース(父ピヴォータル、母父サドラーズウェルズ)
鋭い末脚が持ち味で、3歳牝馬G1コロネーションS.は2・1/4馬身差快勝し、仏G1ジャックルマロワ賞では3kgのハンデを貰っていたとはいえゴルディコヴァに1馬身差をつけて勝ちました。
フランケルを倒せるとすればこの馬かなとは思いますが、フランケルはゴルディコヴァに1馬身差で勝ったキャンフォードクリフスに5馬身差で勝っているわけで、展開の助けは大いに必要です。
ディックターピン(父アラカン、母父シャルード)
昨年は英仏の2000ギニーでどちらも2着があり、G1ジャンプラ賞を勝ちました。前走は伊G1ヴィトリオ・ディ・カプア賞1着。ただ、ジャックルマロワ賞でイモータルヴァースの4馬身差7着に負けており、他のレースを見ても今年は去年(特に去年前半)の調子には無さそうで、このレベルの相手では厳しい。
ドバウィゴールド(父ドバウィ、母父グリーンデザート)
英2000ギニーでフランケルから6馬身差2着、愛2000ギニーではロデリックオコナーから3/4馬身差2着と今年前半は活躍しました。しかしその後、セントジェームズパレスS.でフランケルに13馬身差をつけられ、エクセレブレーションには、ハンガーフォードS.およびジャックルマロワ賞の2度、完敗しています。
ポエツヴォイス(父ドバウィ、母父チーフズクラウン)
今年はドバイG2ジュベルハッタ2着、ドバイWC最下位14着でした。それ以来の出走だった8月のG2でドバウィゴールドから6馬身差7着、続くG2ノエルS.では1着から3馬身差3着でした。昨年このレースを勝ったときの状態に戻っているなら、ここでも2-4番手評価できますが。
デットーリ騎手「ポエツヴォイスは良い馬だけど、フランケルを倒せるとしたら5分早くゲートを出るしかないね!」
サイドグランス(父パッシンググランス、母父アヴェルティ)
3走前にG2サマーマイルS.でディックターピンの3馬身差3着。2走前に重賞初勝利、前走は米G1ウッドバインマイルS.で1・1/4馬身差4着。今年4月にアスコットの準重賞で6馬身差快勝していますが、メンバーが強かったこともなく、ここは格下です。
ブレットトレイン(父サドラーズウェルズ、母父デインヒル)
フランケルと同じで、カリッド・アブドゥラ殿下所有、ヘンリー・セシル調教師の管理馬です。フランケルのペースメーカーとして出走。凱旋門賞で2着に粘ったシャレータのようなことは無いと思います。
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