エーシンブラスターはスキャットダディの初年度産駒。スキャットダディ産駒はまだ日本では1走もしていません。エーシンブラスター自身はトレーニングセールで40万ドルの高値で取引され、騎乗予定の岩田騎手が大絶賛ということで人気薄にはならないでしょうが、ほとんどの馬券購入者にまだなじみの無い種牡馬だからとダントツ人気にならないようなら海外競馬を見ているものの役得として自信を持って狙いたい血統の馬です。
スキャットダディ産駒の特徴としては、今のところ次のことが言えそうです。
- 新種牡馬というのもあると思うが、既走馬が多く、仕上がりが早そう。
- 勝ち上がり21頭のうち重賞勝ち馬が3頭。
- 重賞3勝の内訳は、芝2勝、オールウェザー1勝
- スプリントよりマイルぐらいのほうがあってる?
Finale
加G3サマーS.1着(芝1マイル)
ダートで2連敗後、芝に替わって3連勝。2走前は10馬身差圧勝
Daddy Long Legs
英G2ロイヤルロッジS.1着(芝1マイル)
通算3戦2勝。すべて芝。
Shared Property
米G3アーリントンワシントンフューチュリティS.(オールウェザー1マイル)1着
デビュー戦はダート6ハロン戦を4馬身差楽勝。通算3戦2勝。
Daddy Nose Best
加G3サマーS.3着(芝1マイル)
ダートのスプリントで2,7着のあと、芝マイル戦に替わって2→1→3着。
初勝利時に2着だったシェイクスピアシャリヤはその2走後にG3ピルグリムS.勝ち。
Force de La Nature
米G3スカイラーヴィルS.3着(ダート6ハロン)
Mystic Mama
米G3ミスグリロS.2着(芝8.5ハロン)
ダートの重賞は1走のみ。ただ Finale、Daddy Nose Best、Mystic Mama は芝替わりで成績を挙げており、芝の方が得意だと思います。エーシンブラスターは22日に芝1400mでデビュー予定が29日のダート1400m戦に変更されているので、ちょっと残念です。
とりあえずエーシンブラスター、というかスキャットダディのねらい目としては、デビュー戦、芝替わり、重賞でも通用しそう、の3点です。まあ日本にはスキャットダディ産駒はほかにオオミカミ、モエレマリーアの計3頭しかいないようなんですけど。モエレマリーアはわざわざ母モエレゴールドをアメリカに連れて行って種付けしたってことですね。慧眼ですなぁ。
エーシンブラスターの血統詳細|競走馬データ- netkeiba.com
すごい血統でエーシンブラスターの新馬戦の頃には血統評論家のみなさんが解説してくれるでしょう。
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