2012年7月19日木曜日

トレイルブレイザー、武豊騎手でBCターフを目標に

ドバイ遠征および宝塚記念を鼻出血で回避したトレイルブレイザー(5牡)について、11月3日に行われるG1ブリーダーズカップ・ターフ(芝12ハロン)を目標にすることが発表されました。

武豊騎手がブーツなどに紫を使用するのはブリーダーズカップの基調色だから、というのはご存知のとおり。

トレイルBCターフ挑戦へ 鞍上は武豊を予定 ― スポニチ Sponichi Annex 競馬
トレイルブレイザー ブリーダーズCターフ挑戦 - 競馬・公営 - ZAKZAK

アメリカでは鼻出血予防効果があるとされるラシックスを使用できるため遠征を決めたとのこと。同様の例として、2010年にレッドディザイアが米G1フラワーボウル招待S.3着、米G1 BCフィリーアンドメアターフ4着とそこそこの成績を残しています。トレイルブレイザーはすでにBC登録済み。


今年のブリーダーズカップは米カリフォルニア州のサンタアニタパーク競馬場で行われます。「前哨戦を使って中2週でBCターフへ」と記事にありますが、10月13日14日の芝重賞レースだと適鞍といえるものは西海岸には無く、14日の加ウッドバイン競馬場のカナディアン国際S.か、13日の米G3ニッカボッカーS.(ベルモントパーク芝9f、東海岸)くらい。だから東海岸で重賞を使うか、西海岸で重賞以外を使うか、「中2週」という情報が間違っているかのどれかでしょう。


BCターフでライバルとなりそうなのは次のとおり。
セントニコラスアビーやシームーンが今年も遠征してくるかはもちろん不明ですが。昨年BC未出走も今年はBCターフが目標と断言されているアクラメーションが前で競馬をしてくれるのは京都記念のレースぶりを見るとトレイルブレイザーに有利な展開と言えそうです。


なお、ラシックスの当日投与はアメリカにおいても禁止される方向で検討されており、今年のBCでは2歳戦で使用禁止と定められています。また米国内の準重賞以上のレースについて、2014年に2歳馬のみ禁止、2015年に3歳以下で禁止、2016年から全馬禁止という案を中心に議論されています。

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