出馬表。リンク先はいずれも「おうまのアイコン」さんで、発走予定時刻は日本時間のもの。
(15時00分ごろ)香港ヴァーズ 2012 出走馬展望(ジャガーメイル)
(15時40分ごろ)香港スプリント 2012 出走馬展望(カレンチャン、ロードカナロア)
(16時50分ごろ)香港マイル 2012 出走馬展望(サダムパテック、グランプリボス)
(17時30分ごろ)香港カップ 2012 出走馬展望
2012香港国際競走中継【グリーンチャンネル】(16時45分から18時00分)
グリーンチャンネルの放送は16時45分からだから、香港マイルと香港カップが中継予定です。香港は数分ディレイで中継されるためツイッターなどでネタばれを食らう可能性に注意しましょう。
香港ヴァーズ Hong Kong Vase
◎ミアンドル
○ベイリル
▲ジャガーメイル(D.ホワイト騎手、堀 宣行調教師)
△ドゥナデン
△レッドカドー
ミアンドルは今年の仏G2フォワ賞(芝2400m)で2着。オルフェーヴルから1馬身差はスローペースで差が付かなかっただけだが、昨年の仏G1パリ大賞1着、今年の仏G1サンクルー大賞1着、独G1ベルリン大賞1着(いずれも芝2400m)の実績もある。パリ大賞の勝ちタイムは2分26秒台であり、好時計で決まった昨年の凱旋門賞もおそらく同程度のタイムで2着から1馬身差の6着だから香港の馬場でも問題なさそう。他の有力馬より外の10番枠は恵まれませんでしたが。
昨年メルボルンカップ(芝3200m)と香港ヴァーズを連勝したドゥナデンは、今年のメルボルンカップで10着。敗因はハンデ増と、どスローを後ろから進んだこととはっきりしている。2走前に豪G1コーフィールドカップ(芝2400m)を勝っており、2連覇の可能性は十分にある。
ジャガーメイルは2008年から2010年まで3年連続で参戦し3着、4着、4着。今回も3着までならある。昨年3着のレッドカドーも連対までは行かないだろうが3着なら。
昨年のBCターフで2着したシームーンが英アスコット競馬場で対ドゥナデン2戦2先着。ただ平坦馬場ならドゥナデンのほうが上かなと思っていたら、土曜日に出走取り消しで残念。
香港スプリント Hong Kong Sprint
G1昇格後の10回中9回を香港調教馬が制しており、昨年カレンチャンの5着が日本馬最先着というハードルの高いレースです。またG1昇格以降8年連続で豪州産馬が勝っていたが、一昨年は南アフリカ、昨年はアイルランド産馬が勝っているのがちょっと面白い。
◎シーサイレン
○ラッキーナイン
▲ジョイアンドファン
△スーパーイージー
△タイムアフタータイム
△ロードカナロア(岩田康誠騎手、安田隆行調教師)
本命はオーストラリア調教・生産で、近5走で豪G1を3勝2着1回のシーサイレンに。8年連続で豪州産馬が勝っていたにもかかわらず豪短距離G1馬が複数参戦してもこれまで勝てていないが(G1昇格後)、遠征は毎回結果が出るわけでもないので誤差の範囲でしかなくそろそろ勝ちそう。
昨年の勝ち馬で前哨戦のG2ジョッキークラブスプリント(芝1200m)をきっちり勝ったラッキーナインはもちろん有力で、同2着のジョイアンドファンは半年振りだが一応怖い。
他のジョッキークラブスプリント組は重賞初出走で2着したタイムアフタータイムと、重い斤量で6着したシンガポールのスーパーイージーですかね。3着のアドミレーションはいつも良いところまで来るがこのクラスだと格負けする印象で買えない。
カレンチャンは去年すこし不利があったとはいえ5着で、今年もすこし届かないか。引退レースなので無事に走って欲しい。
香港マイル Hong Kong Mile
2005年にハットトリックが勝って以降は香港調教馬がすべて優勝。ちなみに香港の国際マイルG1を外国調教馬が制したのもハットトリックが最後です。
◎エクステンション
○グロリアスデイズ
▲ゴードンロードバイロン
△アンビシャスドラゴン
△グランプリボス
△サダムパテック
国際G1チャンピオンズマイル2連覇のエクステンションが前哨戦のG2ジョッキークラブマイル5着も、G2ムーア調教師によると状態も普通に良さそうで昨年3着の借りを返すでしょう。
今年のチャンピオンズマイルでエクステンションの2着したグロリアスデイズと、昨年の国際G1クイーンエリザベス2世カップ(芝2000m)勝ち馬アンビシャスドラゴンは近2走でマイル戦を走り、ローカルG2シャティントロフィー(芝1600m)はそれぞれ2着、1着し、ジョッキークラブマイルは1着、2着でした。
両レースともグロリアスデイズより斤量の重かったアンビシャスドラゴンは左前脚に歩様の乱れが見られたため、当日朝に出否が決定されるとのこと。アンビシャスドラゴンは状態に不安があり外枠でもあって、同斤量に戻ってもグロリアスデイズのほうが有利。
仏G1フォレ賞(芝1400m)勝ち馬ゴードンロードバイロンはマイルはちょっと長い可能性もある。
シユーマの牝馬G1連勝は立派だが、英G1サンチャリオットS.(芝1マイル)は展開に恵まれた感もあり、それなら日本馬2頭に期待。連対できたら十分な成果ですが、日本馬としてはハットトリック以降で最も力のある遠征だと思うからできれば勝って欲しい。
香港カップ Hong Kong Cup
昨年は展開に泣いて5着だったシリュスデゼーグルが腱を傷めて出走取り消し。ちなみに昨年の香港カップ出走予定だったスノーフェアリーも屈腱炎で回避しました。
◎サオノワ
○カリフォルニアメモリー
▲アルコポップ
△ジオフラ
△カールトンハウス
ややスローで切れる末脚を要求されるからかフランス馬の活躍が目立つ。ということで今年のG1仏ダービー(芝2100m)と仏G2ニエル賞(芝2400m)勝ち馬サオノワが本命。同じチチカステナンゴ産駒で仏ダービー馬のヴィジョンデタも2009年にこのレースを勝っています。
昨年1番枠を味方につけ、いつもの後方一気を捨てて先行して勝ったカリフォルニアメモリーが今年もまた1番枠。外枠なら消そうと思っていたのですが。昨年と同じように思い切った競馬を出来れば。
エリザベス女王所有のカールトンハウスは英G1プリンスオブウェールズS.でソーユーシンクの2着で力はあるが、スローで上がりの速い展開の豪G1マッキノンS.を勝ってきたアルコポップのほうがこのレースに限れば適正で上回りそう。
英G1ファルマスS.(1マイル)勝ち馬ジオフラは牡馬相手に2000mの仏G2を勝っていて、ここなら牡馬相手のG1勝ちもあるかも。
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