2012年12月2日日曜日

米G1シガーマイルH.、ステイサースティがG1競走2勝目

11月24日に行われた米G1シガーマイルH.(ダート1マイル、3歳以上)は、前走G1 BCフィリーアンドメア・スプリント(ダート7ハロン)勝ち馬で、7ハロンG1競走3勝含む重賞5連勝だった牝馬グルーピードールが1番人気に支持され、3番手追走から残り1ハロンで先頭に立ちましたが、4番手追走していたステイサースティがゴール直前でハナ差差しきって優勝しG1競走2勝目を挙げました。グルーピードールも牡馬と同斤量だから見事な競馬でした。

馬主リポールステーブルとT.プレッチャー調教師はこの勝利でこの日のアケダクト競馬場でここまで行われた重賞を3連勝です。しかしこのひとつ後の米G1ガゼルS.に両者の出走馬はありませんでした。

昨前の米G1ハスケル招待H.(ダート9ハロン)、2走前に米G1サンタアニタスプリントチャンピオンシップS.(ダート6ハロン)を勝っているコイルが3着。2010年の勝ち馬でG1競走3勝のジャージータウンは熱発のため回避し、そのまま予定通り引退しました。


ステイサースティは父バーナーディニ、母マロツィア(英1勝)、母の父ストームバードという血統。昨年のG1ベルモントS.(ダート12ハロン)で2着し、その2走後に米G1トラヴァースS.(ダート10ハロン)でG1初勝利を挙げました。

ちなみに半兄アンドロメダズヒーローも2005年に米G1ベルモントS.2着しています。日本で走ったバントライン(父シーキグザゴールド)もステイサースティの半兄ですが去勢されているのが惜しい。

前走の米G1ジョッキークラブゴールドカップ(ダート10ハロン)は逃げてハナ差2着。さらに5馬身離れた3着が、その次走BCクラシックを逃げ切ったフォートラーンドです。

ステイサースティは馬主のマイク・リポール氏がBCで2歳馬のラシックス使用が禁止されたことに抗議して同馬主のほかの有力馬とともにBCを見送っていました。ジョッキークラブJC勝ち馬フラットアウトもBCクラシック3着でしたし、ステイサースティがクラシックに出走したところも見たかったですね。

ステイサースティはこれで引退。クールモアの米アシュフォードスタッドで種牡馬入りします。

2012年シガーマイルH.のレース映像。最内枠発走1番がステイサースティ、大外枠発走ゼッケン5番がグルーピードール。


シガーマイルハンディキャップ(Cigar Mile Handicap)
2012年11月24日、アメリカ・アケダクト競馬場、ダート1マイル
3歳以上、G1、5頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金35万ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ステイサースティ
Stay Thirsty
4牡
3.75倍
R.ドミンゲス1分35秒4717戦【5-5-1-6】
G1競走2勝目
2グルーピードール
Groupie Doll
4牝
2.05倍
R.マラージハナ17戦【9-4-2-2】
G1競走3勝
3コイル
Coil
4牡
6.0倍
M.ガルシア213戦【6-2-3-2】
G1競走2勝

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