2012年12月2日日曜日

米G1ガゼルS.、ダンスカードが4馬身差の楽勝でG1初勝利。プエルトリコG1馬が3着

11月24日に行われた米G1ガゼルS.(ダート9ハロン、3歳牝馬)は、逃げた1番人気ダンスカードが最後の直線入り口で後続を突き放すと、ドミンゲス騎手が後ろを何度も振り返る余裕を見せ4馬身差で楽勝し、重賞初勝利をG1で挙げました。

最後方追走の5番人気シーアイランドが、2番手から粘りこみを図ったマイワンディーズガールをゴール直前でクビ差差して2着に入っています。ステークス2連勝中だった2番人気ブックレビューは後方のまま5着。


ダンスカードは父タピット、母テンプティングノート(米9戦2勝)、母の父エディターズノートという血統。全兄に米G2で2着1回のテンプテッドトゥノート。2011年2月のファシグティプトン・フロリダセールにおいて2番目に高い75万ドルで落札されていました。

今年5月のデビュー戦は2着。2戦目で初勝利を挙げると前走のステークス競走も7馬身差で圧勝して3連勝中で、今回が重賞初出走でした。

マクローリン調教師によると次走は来年から創設されるヒューストンレディースクラシック(1月26日、ダート8.5ハロン、総賞金40万ドル)になるかもしれないとのこと


また3着のマイワンディーズガールは米国産馬でプエルトリコで走って17戦13勝、G1競走2勝という成績。6月のプエルトリコG1ディア・デ・ロス・パドレス賞(ダート8.5ハロン、3歳以上牝馬)は古馬相手に3馬身差で完勝し、8月の同G2ロベルトクレメンテ賞(ダート8.5ハロン、3歳以上牝馬)もほぼ同メンバーに約2kg以上重い斤量を背負いながら12馬身差で圧勝していました。そのG2後に米移籍し、前走11月15日の米デビュー戦ダート6.5ハロン戦を1馬身差できっちり勝っていました。

今回は出走馬の重賞上位実績が6着ジェミマズパールのG3で3着2回と、最下位7着ワイルドキャッツスマイルのG2・2着1回3着1回くらいでそれほど強いメンバーではなかったですが、3着なら移籍は成功でしょう。

2012年ガゼルS.のレース映像(YouTube)。ダンスカードは芦毛。


ガゼルステークス(Gazelle Stakes)
2012年11月24日、アメリカ・アケダクト競馬場、ダート9ハロン
3歳牝馬、G1、頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金35万ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ダンスカード
Dance Card
3牝
2.65倍
R.ドミンゲス1分50秒395戦【4-1-0-0】
重賞初勝利
2シーアイランド
Sea Island
3牝
23.7倍
J.レスカーノ411戦【3-4-0-4】
G1アラバマS.6着
3マイワンディーズガール
My Wandy's Girl
3牝
4.45倍
J.ヴェラスケスクビ19戦【14-2-2-1】
プエルトリコ重賞3勝

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