2012年12月13日木曜日

豪G1キングズトンタウンクラシック、ラッキーグレイがG1競走2勝目

12月8日に行われた豪G1キングズトンタウンクラシック(芝1800m)は、単勝2倍台の抜けた1番人気に支持されたラッキーグレイが中団追走から最終コーナーで外を回って進出すると、短い直線の残り150mで先頭に立って勝ち、1年前の豪G1レイルウェイS.(芝1600m)以来となるG1競走2勝目を挙げました。

ラッキーグレイのすぐ後ろを追走していたミスターモエが外から追い込んで1・1/4馬身差の2着に入り、前走(今年の)豪G1レイルウェイS.の2着、1着の順に決まっています。同3着だったロージーロケットが14着に、同4着でこのレース2連覇していたプレイイングゴッドが2番人気6着に敗れました。


ラッキーグレイは父ブラッドベリズラック、母ダマーレディ、母の父ムカダマーという血統。09年の1歳馬セールで4万6000豪ドルで落札され、ここまで170万豪ドルを稼ぎ出しています。

昨年はレイルウェイS.1着からこのキングズトンタウンクラシック5着していました。この後は休養し、秋(日本の春)はふたたび豪東部に遠征をするかもしれないと。今年8月と9月にコーフィールド競馬場でG2を2戦し4着1回に終わっています。

父のブラッドベリズラックは現役時代6戦2勝、G3で3着1回ですが、高額賞金レースのマジックミリオンズ2歳クラシック優勝。また母が豪G1を2勝しているスケーティングであり、父が豪リーディング2回のリダウツチョイスであるという血統が買われたか06年に種牡馬入り(同年にリダウツチョイスが豪首位種牡馬になる)。

ラッキーグレイはその初年度産駒で、ブラッドベリズラック産駒の唯一の重賞勝ち馬です。

2012年キングズトンタウンクラシックのレース映像。芦毛がラッキーグレイ。その後ろの黄色と黒の縦じまの勝負服がミスターモエ。


キングズトンタウンクラシック(Kingston Town Classic)
2012年12月8日、オーストラリア・アスコット競馬場、芝1800m
3歳以上、G1、15頭、Good3、レース結果、総賞金 50万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ラッキーグレイ
Luckygray
5セン
2.25倍
S.オドネル
59.0kg
1分50秒6618戦【12-2-0-4】
重賞7勝目
2ミスターモエ
Mr Moet
5セン
13倍
D.Staeck
59.0kg
1・1/425戦【11-5-2-7】
前走G1勝ち
3ゴッドハズスポークン
God Has Spoken
6牡
26倍
B.パーンハム
59.0kg
1/245戦【8-7-1-29】
レイルウェイS.5着

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