12月9日に行われたG1香港マイル(芝1600m)は、後方3番手を追走した2番人気アンビシャスドラゴンが最後の直線で大外から豪快に差しきって優勝し、2011年のクイーンエリザベス2世カップ(芝2000m)以来となる国際G1・2勝目を挙げました。
前走の前哨戦、G2ジョッキークラブマイルでアンビシャスドラゴンを2着に下していたグロリアスデイズ(安田記念14着)が1番人気2着。これでアンビシャスドラゴンとグロリアスデイズは3戦連続でワンツー決着しています(いずれも香港マイル重賞。アンビシャスドラゴンが2勝)。
同6着だったパッキングオーケーが11番人気で3着。仏G1フォレ賞(芝1400m)勝ち馬ゴードンロードバイロンが4着。昨年3着で国際G1チャンピオンズマイル2連覇のエクステンションは7着。
日本馬はグロリアスデイズのすぐ後ろにいたサダムパテックは6着。3番手に付けたグランプリボスは12着に敗れました。この日の馬場を考えるとグランプリボスが前につけたのは好判断だと思いましたが、同位置を先行した他馬に比べて全然伸びていないので、やはり後ろから進んで末脚に賭けた方が良いのでしょうか。
アンビシャスドラゴンは父ピンズ、母ゴールデンギャンブル、母の父オレゴンという血統のニュージーランド産馬で、2年連続で香港の年度代表馬に選ばれています。外傷が見つかり、出走が決まったのは今日の朝という状況でこの快勝でさすがですね。ちなみに3年連続でニュージーランド産馬の優勝となりました。
グロリアスデイズも今年チャンピオンズマイルと香港マイルでどちらも2着だからかなり力はあるんですけどね。香港の国際マイルG1はハットトリックが香港マイルを制して以降はすべて香港調教馬が勝っています。
2012年香港マイルのレース映像(公式)。
香港マイル(Hong Kong Mile)
2012年12月9日、香港・シャティン競馬場、芝1600m
3歳以上、G1、12頭、Good、レース結果、総賞金2000万香港ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | アンビシャスドラゴン Ambitious Dragon | 6セン 4.15倍 | Z.パートン | 1分34秒12 | 23戦【12-5-0-6】 ローカルG1を4勝 昨年の香港カップ4着 |
2 | グロリアスデイズ Glorious Days | 5セン 2.45倍 | D.ホワイト | 3/4 | 12戦【6-5-0-1】 重賞初勝利 |
3 | パッキングオーケー Packing Ok | 6セン 90.4倍 | W.マーウィング | 2・1/2 | 22戦【6-4-4-8】 香港ローカルG3を2勝 |
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