2012年9月14日金曜日

キャメロット、ニジンスキー以来の英3冠へ。15日に英セントレジャー

9月15日に行われるG1英セントレジャー(約2937m)に無敗の英2冠馬キャメロット Camelot が出走予定で、勝てばニジンスキー以来となる42年ぶりの英3冠馬です。またオブライエン調教師は同一年クラシック完全制覇もかかっています。

英セントレジャー 2012 出走馬展望 (St Leger)

全出走馬については上のサイトをご覧ください。

単勝1倍台の圧倒的1番人気に支持されています。クールモアはペースメーカーを用意しませんでしたが、キャメロットは折り合いの心配がなく、陣営は距離にだけ不安を述べているので、変に早くなるよりスローペースの末脚勝負のほうが勝てる可能性が高いと考えたでしょう。

下の動画は8月中旬にレパーズタウン競馬場で行われた調教の様子。最後方追走がキャメロット。2番手追走が09年愛ダービーなどG1を4勝し、英セントレジャーと同日15日の愛セントレジャーで1番人気に支持されているフェイムアンドグローリーです。



2番人気は英ダービー5馬身差2着のメインシークエンスのようですが、メインシークエンスら2番手グループの多くは、2番手グループだから当たり前だけど同じメンバーで勝ったり負けたりを繰り返している程度でキャメロットを逆転できるとはあまり考えられない。

対抗馬としてもっとも期待できそうなのは別路線組で距離実績のあるアーサメジャー Ursa Major。8月25日のG3愛セントレジャートライアル(芝14ハロン、レース映像 要登録)は1・3/4馬身差で快勝。2着のハーターニに対して1.3kgの斤量差をもらっていたとはいえ、ハーターニはその前走の愛G3カラカップ(芝14ハロン)で古馬相手に5馬身差で勝っていた強敵です。

(ちなみにセントレジャートライアルで2着ハーターニは3着に23馬身差をつけています。画面外なので3、4着馬が最後まで追われていたのかは不明ですが、アーサメジャーとハーターニが後続を瞬く間に突き放してマッチレースに持ち込んだのは上の動画で分かります)


以下「2番手グループ」について簡単に述べると、前走の英G2グレートヴォルティジュールS.(芝12ハロン)でメインシークエンスを下したソウトワーシーは全兄ルカルノもグレートヴォルティジュール1着からセントレジャーを勝っており、兄弟制覇がかかります。鞍上のビュイック騎手は勝てば英セントレジャー3連覇。

ソウトワーシーを英G2キングエドワード7世S.(芝12ハロン)で負かしたトーマスチッペンデールは、母が英愛オークス3着で英セントレジャーと同コース同距離の英G2パークヒルS.14頭立て1/4馬身差2着したことがあるという、スタミナ豊富そうな血統。

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