5ème(P/ 931) QATAR PRIX NIEL , le 16.09.2012, LONGCHAMP
ニエル賞 2012 出走馬展望 (Prix Niel)
4頭紹介します。
サオノワ Saonois
2012年
仏G1ジョッケクルブ賞(仏ダービー)1着
準重賞、G3、G2でそれぞれ1着、1着、4着して挑んだ仏ダービーは、中団追走から密集した内を伸びて差しきり、G1初勝利を挙げました。多頭数の内を捌いてこれたのは凱旋門賞に向けて好印象。
ニエル賞はダービー以来の出走です。父は日本に輸入されたチチカステナンゴ。父カステナンゴのもう1頭の仏ダービー馬ヴィジョンデタは母の父ガルドロワイヤルで、これはサオノワの母の母の父でもある。
ヴィジョンデタは仏ダービー1着→ニエル賞1着→凱旋門賞はザルカヴァの5着でした。
2012年ジョッケクルブ賞のレース映像。ゲート向かって右から5頭目、青地に白の水玉の勝負服がサオノアです。
ラストトレイン Last Train
2012年
仏G1パリ大賞2着
母のレインボウレイクはフランケルの母の母でもある。また父は2006年の凱旋門賞でディープインパクトらを負かして優勝したレイルリンク。
オーナーはフランケル、レイルリンクと同じで、調教師もレイルリンクと同じA.ファーブル師。
重賞初出走だったパリ大賞はインペリアルモナークとの追い比べでアタマ差2着に敗れましたが、仏ダービー3/4馬身差2着(で母の父サンデーサイレンスの)セイントバウドリーノには1/2馬身差先着しました。
ちなみにレイルリンクはパリ大賞、ニエル賞、凱旋門賞と3連勝しました。パリ大賞は2005年から凱旋門賞と同じロンシャン競馬場の芝2400mのレースで行われており、レイルリンク以外の勝ち馬はその年の凱旋門賞でキャヴァルリーマンが3着、ベカバッドが4着、ミアンドルが昨年2着から1馬身差の6着しています。
ラストトレインはパリ大賞「2着」ですけどね。
パリ大賞のレース映像。ピンクの帽子がラストトレイン。
ケサンプール Kesampour
2012年
仏G2グレフュール賞1着
仏G1ジョッククルブ賞4着
仏ダービー前哨戦グレフュール賞で4着サオノワに3/4馬身差をつけて優勝。4戦4勝で挑んだ仏ダービーはサオノワから1馬身差4着に敗れています。結果的に位置取りが前過ぎたといえるかもしれない。仏ダービーだけではまだ勝負がついたとは言えず、この再戦でフランス3歳路線のトップを狙います。
ニエル賞は仏ダービー以来の出走。父は一昨年の凱旋門賞馬ワークフォースの父でもあるキングズベスト。
ベイリル Bayrir
2012年
仏G2ユジェーヌアダム賞1着
米G1セクレタリアトS.1着
ケサンプールと同じアガカーン軍団で、5戦4勝の成績も同じ。
前走はアメリカに遠征し、G1セクレタリアトS.を差しきり勝ち。米3歳芝中距離最強のシルヴァーマックスが逃げつぶれたところを、半マイル地点で最後方にいた2頭が1,2着だから展開利もあったでしょう。
もしルメール騎手がケサンプールではなくベイリルを選んだら要注意。
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