2012年9月16日日曜日

G1愛セントレジャー、ロイヤルダイヤモンドが重賞初勝利

9月15日に行われたG1愛セントレジャー(芝14ハロン、3歳以上)は、中団から後方につけた4頭が逃げ粘る1番人気フェイムアンドグローリーに残り100mで交わすと4頭が一線のまま争い、ゴール直前でロイヤルダイヤモンドがわずかに先頭に立っていたマッシーンを交わして平地・障害合わせて重賞初出走でG1を制しています。

愛ダービーなどG1を4勝しているフェイムアンドグローリーは6着で今年はまだ準重賞1勝のみ。3番人気の3歳ハーターニは8着。英サッカー選手のマイケル・オーウェン氏が所有していることでも知られる、昨年の英セントレジャー2着馬で2番人気のブラウンパンサーが1/4馬身差の3着でした。

ロイヤルダイヤモンドは9頭立てブービー人気(正確には同オッズが2頭)。偶然にも、同日の英セントレジャーも9頭立てブービー人気のエンケが勝っています。


ロイヤルダイヤモンドは父キングズベスト、母イレジスティブルジュエル(重賞2勝)、母の父デインヒルという血統。キングマンボ、デインヒル、サドラーズウェルズの組み合わせはキャメロットと同じ。今年の愛オークス3着馬英G2リブルスデイルS.(12ハロン)を勝っているプリンセスハイウェイが半妹であり、プリンセスハイウェイは本日16日の仏G1ヴェルメイユ賞に出走予定です。

イギリスの平地長距離であまり結果が出ず、前の冬には障害でも走りましたがそこでは3戦とも大敗。そこで英J.オニール厩舎から愛T.カモーディ厩舎に移ると、アイルランドの比較的賞金の高い長距離ハンデ戦で好走を続け、前走は英伝統の1戦でここ愛セントレジャーより賞金の高いイボアハンディキャップでも1/4馬身差2着していました。

なお、09年9月に三浦皇成騎手がロイヤルダイヤモンドに騎乗し、同騎手のイギリス初勝利をこの馬で挙げています。


またこの4レース前に行われた愛G3ルネッサンスS.(芝6ハロン)で、スタースパングルドバナー Starspangledbanner が2着に入っています。スタースパングルドバナーは英豪でG1を4勝し種牡馬入り。しかし受精率が低いため、今年夏、現役復帰することになり、これが復帰後2戦目でした。

2012年アイリッシュセントレジャーのレース映像はこの記事の上部から見れます。消えている場合はこちら(要登録)。中団外に付ける赤と白の染め分け帽がロイヤルダイヤモンド。

アイリッシュセントレジャー(Gain Horse Feeds Irish St. Leger)
2012年9月15日、アイルランド・カラ競馬場、芝14ハロン
3歳以上、G1、9頭、Yielding、レース結果、1着賞金11万6000ユーロ

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ロイヤルダイヤモンド
Royal Diamond
6セン
17倍
N.マッカラー
62.1kg
3分08秒4725戦【6-3-4-12】
重賞初出走
2マッシーン
Massiyn
3牡
7.5倍
S.フォリー
57.1kg
短アタマ6戦【2-3-0-1】
前走愛G3で2着
3ブラウンパンサー
Brown Panther
4牡
3.33倍
R.キングスコート
62.1kg
アタマ13戦【5-3-1-4】
"キングジョージ"7着

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