2011年4月4日月曜日

メイセイオペラ産駒が勝った韓国・KRAカップマイルのレース映像

メイセイオペラ産駒ソスルッテムン Soseuldaemun が優勝した韓国クラシック第1弾KRAカップマイル(ダート1600m)のレース映像(YouTube)です。KRA とは韓国馬事会の事です。



最内の1番枠から発走がソスルッテムンで、日本の内田利雄騎手が騎乗していました。内田騎手はこれが韓国での通算99勝目(騎乗回数508回)でした。ミスター・ピンクの愛称の通り、ピンクの勝負服を着ていて分かりやすい。韓国の競馬ブログもミスター・ピンク"Mr Pink"と普通に書いていて、向こうでもこの呼び方は浸透しているのでしょうか。ちなみに韓国も日本の地方競馬と同じ、騎手ごとに決まった勝負服を着る「騎手服」制度のようですね。

また、4番枠発走で好スタートから3,4番手で競馬し6着でゴールした Haengunui Mannam には、短期免許を取得して韓国で騎乗している宮下瞳騎手(名古屋競馬)が騎乗していました。

宮下騎手のブログ→騎乗前のインタビューKRAカップマイルの写真不利が無かったもう少し上位に来れた



ソスルッテムンは、父メイセイオペラ、母 This Ole Way(アメリカで7戦0勝)という血統の韓国産馬(血統表)。クラシックはどうも韓国産馬しか出走できないようですね。母の父は米G1・3勝の Vigors、母の母 Thus 'N So はアメリカで1戦0勝。さらに母母父はミスワキで、母母母父は Ack Ack ですが、このミスワキ×Ack Ack という構成はサイレンススズカの母ワキアと同じです。


メイセイオペラは2006年、韓国に種牡馬として輸出され、2010年には韓国でファーストクロップリーディング3位に入りました。ソスルッテムンは韓国における初年度産駒で、メイセイオペラ産駒が韓国の重賞を勝つのは、今回が初めてとのこと。

ちなみにメイセイオペラを退けて2010年のファーストクロップリーディングに輝いた Menifee がKRAマイルカップに5頭の産駒を送り込んでいましたが、2着 Double Light が最高成績でした。Menifee はハスケル招待とブルーグラスS.を制して米G1・2勝。他にケンタッキーダービーとプリークネスステークスでも2着して、米G1・2勝2着3回3着1回してします。



2009年の KRAカップマイルも日本人の西村栄喜騎手が騎乗した Sangseung Ilro が優勝しました。韓国クラシックを外国人騎手が勝ったのはこのときが初めてだったそうですが、Sangseung Ilro は「韓国ダービーに外国人騎手では出走させるなと調教師の方に圧力があったようで、調教師から謝罪されて韓国の騎手でダービーに」出走し、圧勝したという過去があります。上でもリンクしたこちらの韓国競馬関係者が書いているらしいブログでは、「今回はそんなことは起こらないだろう」としていますが、内田騎手が2冠目のダービーでも騎乗できるのかは今後に注目です。

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