2010年4月8日木曜日

ゼニヤッタの出走するアップルブロッサムは5頭立てに

米オークローンパーク競馬場で4月9日(日本時間4月10日)に行われるアップルブロッサム招待ハンデキャップの出走馬が決まりました。デビュー以来、無敗の16連勝を目指すゼニヤッタの他に4頭が出走する予定です。

Zenyatta Faces Only Four in Apple Blossom - BloodHorse


BloodHorse の記事冒頭に「このレースがどんなメンバーで行われるか、1ヶ月前の考えと比較すると、実際の出走馬にはがっかりさせられた」とありますが、たしかにそのとおり。もちろんゼニヤッタがいるだけで北米では4月最大の注目レースと言ってもいいですが、本来なら(ニューオーリンズレディースステークスで負けていなければ)レイチェルアレクサンドラも出走していたわけですからね。さらに、レイチェルに勝ったザルナダは出走せず、ベネズエラ最強牝馬牝馬バンベラもケガで回避と寂しいメンバーになりました。


Apple Blossom Invitational Handicap(GI、ダート1800m、4歳以上牝馬限定)
日本時間4月10日午前8時25分頃の発走予定。
馬番馬名性齢騎手斤量調教師
1Be Fair4牝C.H.Borel54.4kgD W Lukas
2Taptam5牝M.C.Berry53.5kgW B Calhoun
3War Echo4牝S.Bridgmohan54.4kgS M Asmussen
4Zenyatta6牝M.E.Smith55.8kgJ A Shirreffs
5Just Jenda4牝T.J.Thompson54.4kgC Jones


1番 ビーフェア / Be Fair(13戦4勝3着1回、血統
前走3月4日、オークローンの一般戦で1着。昨年8月の Lake George S.(GIII、サラトガ競馬場ダート1800m)以来の勝利だった。また、昨年のケンタッキーオークスではレイチェルアレクサンドラの24馬身差4着。GI レースには7回出走しているが3着以内の経験はない。


2番タプタム / Taptam(24戦8勝2着3回3着3回、血統
今年 Pippin S.(一般戦、ダート1700m)に優勝(ビーフェアが3着)。重賞初出走だった3月のアゼリS.(GIII、オークローンパーク競馬場ダート1700m)で1着から14馬身差の最下位9着だった。アップルブロッサムが初めての1800m戦。


3番ウォーエコー / War Echo(10戦4勝3着2回、血統
レイチェルアレクサンドラの調教師スティーヴ・アスムッセンの管理馬。08年10月、フリゼットステークス(GI、ベルモントパーク競馬場ダート1600m、2歳牝馬)で4着。11月ゴールデンロッドS.(GII、チャーチルダウンズ競馬場ダート1700m、2歳牝馬)でレイチェルアレクサンドラから12馬身差3着。09年2月にシルヴァーバレットデイS.(GIII、フェアグラウンズ競馬場ダート1700m)1着。12月レーシングデイリーフォームディスタフS.(オープン、フェアグラウンズダート1800m)1着。前述アゼリS.では7・1/2馬身差の5着だった。今年は他に一般戦を3着しているだけで未勝利。


4番ゼニヤッタ / Zenyatta(15戦15勝、血統
昨年ブリーダーズカップ・クラシック優勝。牝馬による BC クラシック優勝は初めてだった。今年初戦の前走3月のサンタマルガリータ招待ハンデキャップ優勝。アップルブロッサムにも勝てば90年代の名馬シガーに並ぶ16連勝になる。


ダート馬場への出走は実に12戦ぶりだが、その12走前のダート戦が2年前のアップルブロッサムである。当時は4・1/2馬身差で1着。これはゼニヤッタが2着につけた最大の着差でもある。


5番ジャストジェンダ / Just Jenda(13戦6勝2着1回3着2回)
重賞2勝馬。ゼニヤッタ以外では唯一、重賞を複数回勝っている。09年3月ハニービーS.(GIII、オークローンパーク競馬場ダート1700m、3歳牝馬限定)優勝。このときビーフェアが4馬身差4着。8月にモンマスオークス(GIII、モンマスパーク競馬場ダート1700m、3歳牝馬限定)4・1/4馬身差1着。また09年4月にはファンタジーS.(GII)でレイチェルアレクサンドラから約12馬身差の3着がある。GII 戦は少なくとも3回走って3,4,5着。前述アゼリS.で6・1/2馬身差4着。

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