2012年11月17日土曜日

G1ニュージーランド2000ギニー、セイクリッドフォールズが6戦無敗でクラシック制覇

11月10日に行われた新G1ニュージーランド2000ギニー(芝1600m、3歳)は、単勝1.6倍のセイクリッドフォールズが後方3番手追走から最後の直線で外に持ち出されると、最後方追走していた唯一の牝馬で8番人気のオアシスローズにさらに外から並びかけられましたがゴールまで抜かせず頭差先着して、デビューから6戦6勝、重賞3連勝でG1初勝利を挙げました。

2歳G1繰り上がり優勝のウォーホースが3番手追走から粘り、さらにクビ差の3着。2番手追走2番人気ネオは9着でした。


セイクリッドフォールズは父オライリー、母イグアスズガール、母の父リダウツチョイスという血統。2011年に16万NZドルで落札。NZリーディングサイアーのオライリー初の2000ギニー勝ち馬となりました。ちなみに1000ギニー勝ち馬は2頭おり、また今年3月のNZダービー勝ち馬サイレントアチーバーも輩出しています。

秋(日本の春)は3月30日の豪G1ローズヒルギニー(芝2000m)なども目標にしたいとのこと。また2着オアシスローズは17日のG1 NZ1000ギニーには出走せず、休養してから4月20日の豪G1オーストラリアンオークス(芝2400m)に向かうと。

2012年ニュージーランド2000ギニーのレース映像(要登録)。

ニュージーランド2000ギニー(Sothys 40th N Z 2000 Guineas)
2012年11月10日、ニュージーランド・リッカートンパーク競馬場、芝1600m
3歳、G1、13頭、Good、レース結果、総賞金40万NZドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1セイクリッドフォールズ
Sacred Falls
3牡
1.6倍
L.イネス
56.5kg
1分34秒956戦【6-0-0-0】
重賞3連勝
2オアシスローズ
Oasis Rose
3牝
32倍
M.プレシス
54.5kg
アタマ5戦【1-3-0-1】
準重賞2着、G3で5着
3ウォーホース
Warhorse
3牡
13.2倍
M.キャメロン
56.5kg
クビ10戦【3-1-3-3】
新G1ダイヤモンドS.1着

2012年11月15日木曜日

豪G1クラウンオークス、デヒア産駒ディアデミがG1初勝利

11月8日に行われた豪G1クラウンオークス(芝2500m、3歳牝馬)は、11月3日の豪G2ウェイクフルS.(芝2000m)4着だったディアデミが最終コーナーで外から手ごたえ良く進出すると同レース勝ち馬のザイデコに1・1/4馬身差をつけて優勝し、重賞2勝目、G1初勝利で挙げました。

豪1000ギニー勝ち馬コマンディングジュエルは未出走。前走準重賞2着のサマーブリスが3番人気3着。その準重賞勝ち馬アルゾラが4番人気5着。昨年の豪G1サウスオーストラリアンダービー勝ち馬ザビーリオネアの全妹ゴンドコロ  Gondokoro (母の父カーネギー)が7着でした。


ディアデミは父デヒア、母シャーリー(未出走)、母の父ザビールという血統。祖母は豪G1ゴールデンスリッパー勝ち馬。2着ザイデコは父がザビールです。しかし母の父ザビールの優勝は過去10年で2頭目で調べてみると意外と少ない。

またデヒア産駒の豪G1勝ちは4月のシュウェップスオークス(芝2000m)勝ち馬インヴェスト、6月のウィンターS.(芝1400m)勝ち馬ペアタートに続き3頭目。

9月に豪G2フューリアスS.(芝1400m)を勝ったほか、4月の豪G1シャンペンS.(芝1600m)2着。また10月のG1豪1000ギニーも2着し同3着ザイデコに先着していました。前々走の1000ギニーでは最後の直線で前の馬と内ラチに挟まれる不利、前走のウェイクフルS.も直線で内をついて進路がないシーンがあり(レース映像)、スムーズな競馬が出来ませんでした。キャシディ騎手は「前走と、特に前々走は運がなかったですが、調教師とオーナーに今度は結果を出すと約束していました」と述べています。


ちなみに昨年の勝ち馬モシーン(G1競走4勝し引退。日本に輸入され来春ディープインパクトと交配予定)も中4日でこのレースを勝っていました。

2012年クラウンオークスのレース映像。ゲート左から4頭目、青の帽子、青と白の勝負服、白いメンコ装着馬がディアデミ。

クラウンオークス(Crown Oaks)
2012年11月8日、オーストラリア・フレミントン競馬場、芝2500m
3歳牝馬、G1、15頭、Good、レース結果、総賞金100万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ディアデミ
Dear Demi
3牝
5倍
J.カシディ
55.5kg
2分35秒8815戦【4-3-3-5】
重賞2勝目
2ザイデコ
Zydeco
3牝
2.38倍
K.マケヴォイ
55.5kg
1・1/46戦【2-1-1-2】
前走重賞初勝利
3サマーブリス
Summerbliss
3牝
9倍
C.ウィリアムズ
55.5kg
1・3/43戦【1-1-1-0】
重賞初出走

豪G1エミレーツS.、ハッピートレイルズがG1初勝利

11月10日に行われた豪G1エミレーツS.(芝1600m)は、中団を追走し直線で外に持ち出されたハッピートレイルズが内から伸びた1番人気フォークナーをゴール直前でハナ差差し切ってG1初勝利を挙げました。

G1競走2勝馬で昨年3着のシークレットアドマイヤーがハッピートレイルズの外から伸びてさらに短アタマ差の3着。これでG1の3着6回目。この馬が並びかけるタイミングが遅ければハッピートレイルズはフォークナーを交わしきれなかったようにも見えました。母父フジキセキのヨーセイが4着。

10月の豪G1トゥーラックH.勝ち馬ソルジェニーツィンが3,4番手追走し2番人気5着。10月の豪G1エプソムH.を逃げ切ったファットアルが2番手追走し同オッズ12着で先行馬は厳しい結果でした。


ハッピートレイルズは父グッドジャーニー、母マダムフルーリー、母の父ペルジノという血統。スペシャルの3×4。2009年のマジックミリオンズセールにおいて1万1000豪ドルで落札。

デビュー6戦目にG3で1馬身差2着しその後も好走を続けながらもなかなか重賞を勝てませんでしたが、23戦目のドンカスターマイルでG1初出走すると逃げて1・1/2馬身差の6着とそこそこの結果。3ヶ月の休養を経て出走した24戦目、今年8月の豪G3スプリングS.(芝1200m)で重賞初勝利。G2メムジーS.2着をはさんで9月にも豪G2ダットタンチンナムS.(芝1600m)を勝っていました。その後ターンブルS.(1800m)5着、前走のコックスプレート(芝2040m)10着から距離短縮でG1初勝利でした。

ビシャラ(Beshara)調教師もG1初勝利。コックスプレートは14頭立て13番人気で、同師によるとこの程度の馬を出走させるなよとの声もあったそうですが、このG1勝ちで実力を証明できました。このあとは休養し、秋(北半球の春)に戻って再びドンカスターマイルを目指すとのこと。

ちなみにダットタンチンナムS.の勝ち馬が後に豪G1ターンブルS.豪G1メルボルンカップを勝つグリーンムーンです。


2012年エミレーツS.のレース映像。上半分がオレンジ色で下半分が緑の勝負服がハッピートレイルズ。

エミレーツステークス(Emirates Stakes)
2012年11月10日、オーストラリア・フレミントン競馬場、芝1600m
3歳以上、G1、16頭、Dead、レース結果、総賞金100万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ハッピートレイルズ
Happy Trails
5セン
13倍
D.オリヴァー
58.0kg
1分35秒9929戦【5-6-5-13】
重賞3勝目
2フォークナー
Fawkner
5セン
4.75倍
N.ホール
56.5kg
ハナ15戦【8-3-1-3】
前走重賞初出走初勝利
3シークレットアドマイヤ
Secret Admirer
5牝
13倍
B.アヴドゥラ
57.0kg
短アタマ23戦【3-5-9-6】
G1【2-1-6-4】

豪G1パティナックファームクラシック、メンタルがG1初勝利。来年ドバイから英国へ

11月10日に行われた豪G1パティナックファームクラシック(芝直線1200m、3歳以上)は、10月の豪G1マニカトS.(芝1200m)クビ差2着のメンタルが同勝ち馬シーサイレンの直後をマークするような位置で追走し、残り200mで並びかけると残り100mで差し切って重賞2勝目、G1初勝利を挙げました。マニカトS.4着のハロウェルベルがさらに3馬身離れた3着に入っています。

マニカトS.1番人気6着だったバファリングが今回は2番人気で8着。レース後に跛行が見られたため休養するとのこと。


メンタルは父ロンロ、母イントリーグス、母の父ナイトシフトという血統。ダーレー生産、シェイクモハメドの所有馬で、5月の豪G3(芝1350m)で重賞初勝利。その後2走して準重賞1勝したあと、マニカトS.2着していました。このあとはゴドルフィンのヨーロッパ組に加わる予定で、来春ドバイ、その後はイギリスで走る予定。

つまりG1競走4勝セポイ、G1競走3勝ヘルメットの先輩2頭と同じルートを辿ると(年齢は同じですけどね)。どちらも今年のドバイ・イギリスではまったく駄目でした。一方ゴドルフィンとは関係ないですが同じオーストラリアのオルテンシアも遠征して今年のG1ドバイアルクォーツスプリント英G1ナンソープS.を勝っているのでこちらに続きたいところです。

またシーサイレンは前走後からの予定通り、12月の香港スプリントを目指して調整されるとのこと。近5走でレベルの高いオーストラリアの短距離G1を3勝2着1回だから、日本から出走するロードカナロアとカレンチャンにとってはかなりの強敵です。

2012年パティナックファームクラシックのレース映像。ゲート左から6頭目、10番枠がメンタル。そのひとつ右の枠がシーサイレン。

パティナックファームクラシック(Patinack Farm Classic)
2012年11月10日、オーストラリア・フレミントン競馬場、芝直線1200m
3歳以上、G1、15頭、Dead、レース結果、総賞金100万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1メンタル
Mental
4セン
7倍
K.マケヴォイ
58.5kg
1分09秒0412戦【7-1-1-3】
5走前にG3勝ち
2シーサイレン
Sea Siren
4牝
4倍
J.キャシディ
56.5kg
3/410戦【6-3-0-1】
重賞4勝うちG1競走3勝
3ハロウェルベル
Hallowell Belle
4牝
13倍
C.ウィリアムズ
56.5kg
318戦【3-6-7-2】
G1を6戦、2着3着4着を2回ずつ

2012年11月14日水曜日

11月16日にキングストレイルが、17日にサンデーベスが出走か

11月16日に愛ダンダーク競馬場・AW10ハロン150ヤード(約2150m)で行われる準重賞カーリングフォードS.にキングストレイルが登録しています。出走すれば6月のロイヤルアスコット開催ロイヤルハントカップ30頭立て29着以来のことです。

The 8.30 Dundalk (AW) Full Race Card - 16 November 2012 | Racing Post

この距離は今年1月に1馬身差2着しています。管理する児玉敬調教師(@theoldmewstable) によるとロイヤルアスコットは「タイイングアップという内臓系の疾病を発症して」の敗戦だったとのこと

体調が万全でメンバーに恵まれれば準重賞なら1勝出来そうですが、今回は10月の愛G3ダイヤモンドS.(ダンダーク競馬場・AW10ハロン150ヤード)で1/2馬身差2着だったAlong Came Caseyも出走してくるようですね。



また翌17日に英リングフィールド競馬場・AW10ハロンで行われる準重賞チャーチルS.にディープインパクト産駒サンデーベスが登録しています。

The 2.15 Lingfield (AW) Full Race Card - 17 November 2012 | Racing Post

前走1日の牝馬限定準重賞(AW13ハロン)は14頭立て13着でした。これは距離が敗因だろうから3走前に初勝利を挙げたこの距離への短縮で巻き返せるといいのですが。

米G1 BCジュベナイルターフ3着、今年4月のG3伊2000ギニー3着の良血ファラージ(種牡馬イフラージの半弟)がその2000ギニー以来の出走。また8月の英G3シュプリームS.(芝7ハロン)勝ち馬プロデューサーも登録。この2頭は10ハロン初出走であることを度外視すれば明らかに格上。

他にも何頭か手ごわそうな相手がいます。ちなみに12番のティンシュはキングストレイルに3回先着しています。