2013年7月8日月曜日

G1独ダービー、ラッキースピードが重賞2連勝、G1初勝利

7月7日に行われたG1独ダービー(芝2400m、3歳牡牝)は、フランスから遠征してきた前走仏G3リス賞(芝2400m)3着の7番人気トレブルーが直線半ばで先頭に立ちましたが、外から伸びた2番人気のラッキースピードがゴール直前で3/4馬身差し切って優勝し、G1初勝利を挙げました。

さらに外を追い込んだ17番人気のノルドヴルカンがトレブルーからクビ差の3着に入りました。

独G2ウニオンレネン(芝2200m)を2・1/2馬身差で完勝していた1番人気のアイヴァンホーは8着。昨年の2着ノヴェリストに続いて2年連続でウニオンレネンを勝った馬がダービー1番人気で負けています。

余談ですがアイヴァンホーが初勝利を挙げたレースの5着馬はタケダシンゲン Takeda Shingen という米国産の牝馬(7月7日時点で5戦未勝利)でした。父ファーストサムライにちなんでいるのでしょう。


ラッキースピードは父シルヴァノ、母Lysuna(ルズーナ?、独オークス4着)、母の父モンズンという血統のアイルランド産馬。3代母はベリファの全妹。ちなみに2着トレブルーと昨年の勝ち馬パストリアスも母の父モンズンです。

今年4月のデビュー戦勝利。2戦目の独G3フリューヤールス賞(芝2000m)は9頭立て最低人気馬に逃げ切りを許し2着に敗れましたが、前走の独G3バヴァリアンクラシック(芝2000m、YouTube)は1/2馬身差で勝って重賞初勝利を挙げていました。

伝貧発生により昨年の凱旋門賞を回避することになったデインドリームと同じシュタルケ騎手、シールゲン調教師のコンビで今後は同馬のようにドイツ国外での活躍も期待したいですね。

2013年ドイチェスダービーのレース映像。ゲート向かって右から5頭目、白の帽子がラッキースピード。

ドイチェスダービー(Deutsches Derby)
2013年7月7日、ドイツ・ハンブルク競馬場、芝2400m
3歳牡牝、牡58kg、G1、19頭、レース結果、総賞金50万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ラッキースピード
Lucky Speed
3牡
5.9倍
A.シュタルケ2分27秒874戦【3-1-0-0】
重賞2連勝
2トレブルー
Tres Blue
3牡
15.5倍
F.Veron3/48戦【2-2-1-3】
前々仏走準重賞勝ち
3ノルドヴルカン
Nordvulkan
3牡52.0倍J.Bojkoクビ6戦【2-0-2-2】
バヴァリアンC.9着

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