2013年7月6日土曜日

仏G1ジャンプラ賞、ハヴァナゴールドがG1初勝利

6月30日に行われた仏G1ジャンプラ賞(芝1600m、3歳)は、後方追走した3番人気のハヴァナゴールドが先に先頭に立ったサンマリノグレイをゴール直前で差し切って優勝し、重賞2勝目、G1初勝利を挙げました。道中ほぼ同じ位置にいた2頭のワンツーでした。

仏2000ギニー勝ち馬スタイルヴァンドームは1番人気4着。同7着で、前走の仏G3ではサンマリノグレイを1馬身退けて重賞初勝利を挙げていたゴルディコヴァ半弟のアノディンは2番人気7着に終わっています。

またハットトリック産駒のゼンジ Zenji は約6馬身差の9着。これで重賞3戦とも4馬身から約6馬身負けています。うち2戦はG1ですが。


ハヴァナゴールドは父テオフィロ、母ジェシカズドリーム(愛伊で重賞2勝)、母の父デザートスタイルという血統のアイルランド産馬。1歳馬セールにて8万ギニーで落札されていました。またテオフィロ産駒は前日の愛ダービーに続き2日連続でG1勝利です。

昨年デビューから落馬1戦を除いて英G3サマーヴィルS.(芝7ハロン)を優勝するなど4連勝。2歳最終戦と今年初戦をどちらも2着して出走した前々走のG1仏2000ギニーはスタイルヴァンドームから3/4馬身差の5着、前走のG1愛2000ギニーは勝ったマジシャンから6馬身差の4着していました。

「仏2000ギニーは枠も悪かったから」というハノン師は「秋の初めにレースに戻すつもりです。10ハロンもこなせると思いますがもちろんマイルも何の問題もないので、選択肢はいろいろある」とのこと。


ちなみに2歳時に落馬した1戦というのは準重賞フランソワブータン賞(芝1400m)で、残り100mで先頭に立ち1馬身ほど抜け出した直後に鞍がずれたというもの。そのときの勝ち馬がスティルヴァンドームで同5着がサンマリノグレイでした。有料でよければレース映像はこちら

6月のフランス3歳G1では、逃げ切る直前で外の植栽に突っ込んで落馬したチキータがその次走、6月17日の仏オークスで2着に入ったということがあったばかりです。こうも続くのは結構な珍事でしょう。

2013年ジャンプラ賞のレース映像。


ジャンプラ賞(Prix Jean Prat)
2013年6月30日、フランス・シャンティイ競馬場、芝1600m
3才牡牝、G1、12頭、Good to Soft、レース結果、総賞金40万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ハヴァナゴールド
Havana Gold
3牡
7倍
M.バルザローナ1分37秒0110戦【5-2-0-3】
英G3勝ち
2サンマリノグレイ
San Marino Grey
3牡
12倍
M.ギュイヨン短首9戦【2-5-0-2】
前走重賞初出走2着
3モンディアリスト
Mondialiste
3牡
151倍
F.プラット1・1/24戦【0-2-2-0】
重賞初出走

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