2013年8月18日日曜日

米G1アルフレッド・G・ヴァンダービルトH.、昨年2着のジャスティンフィリップがG1初勝利

8月4日に行われた米G1アルフレッド・G・ヴァンダービルトH.(ダート6ハロン、3歳以上)は、昨年2着で3番人気のジャスティンフィリップが4番手追走すると、残り1ハロンで先行した2頭を交わして優勝し、重賞3勝目、G1初勝利を挙げました。

ジャスティンフィリップの内を併走していたバハミアンスコールが2馬身差の2着。2番人気で逃げたジェントルマンズベットがさらにクビ差の3着、1番人気で2番手先行のデラネイは4着で、先行したこの2頭にとってペースが速かったかもしれません。


ジャスティンフィリップは父ファーストサムライ、母アヴァコウズザコード、母の父クリプトクリアランスという血統の5歳牡馬。半兄にG2勝ち馬が、半弟にG3勝ち馬がいます。ファーストサムライの初年度産駒で、同産駒のG1勝ち馬はジャスティンフィリップが2頭目(3勝目)。

前走のG2ではバハミアンスコールから約2馬身差の4着でしたが、これまでに2011年の米G1キングスビショップS.(ダート7ハロン)3着、昨年のこのレース2着、昨年の米G1 BCスプリント14頭立て5着などがあり、今回含めG1では【1-1-1-3】となりました。

G1初出走だったキングズビショップS.以降に出走したG2、G3 だと【1-2-1-4】だから、格負けせずに走るタイプといえるでしょう。

アスムッセン調教師がレース翌日に述べたところによると状態も良く、この後は昨年5着だった米G1 BCスプリントを目標に予定を組むとのこと。昨年のBCスプリントは残り400mで前にいた5頭が1着から4着までと6着に入る展開で、ジャスティンフィリップは差し馬として(残り400m地点を11番手で通過)唯一上位に来たので、展開の助けがあれば、というところです。

2013年 アルフレッド・G・ヴァンダービルトH.のレース映像。外目4番手がジャスティンフィリップ。



アルフレッド・G・ヴァンダービルト・ハンディキャップ
(Alfred G. Vanderbilt Handicap)
2012年8月4日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート6ハロン
3歳以上、G1、5頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金40万ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ジャスティンフィリップ
Justin Phillip
5牡
4.15倍
J.ヴェラスケス1分08秒5929戦【7-5-7-10】
重賞3勝目
2バハミアンスコール
Bahamian Squall
4牡
7.1倍
L.サエズ213戦【4-5-1-3】
前走重賞初勝利
3ジェントルマンズベット
Gentlemen's Bet
4牡
3.0倍
J.ロザリオクビ7戦【5-0-2-0】
3走前G2もジャスティン-の3着

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