2010年3月15日月曜日

レイチェルアレクサンドラ、ゼニヤッタとの対戦を回避

日本時間3月14日に行われたニューオーリンズレディースステークスで2着に敗れたレイチェルアレクサンドラは、ゼニヤッタとの初対戦が予定されていた4月9日のアップルブロッサム招待ステークスを回避するとのこと。

Rachel Alexandra Out of Apple Blossom

レイチェルアレクサンドラのオーナー、ジェス・ジャクソンがスティーヴン・アスムッセン調教師との会合の後に発表しました。『昨日のレースは残念だったが、レイチェルの現在のコンディションを知ることができた。健康だが、予想していた通り最高の状態ではない。だから4月9日のオークローン招待(アップルブロッサム招待ステークスのこと)には出走させない。スティーヴ(アスムッセン調教師)とは十分に話し合い、アップルブロッサムに間に合わせようと調教を急ぎすぎたことを後悔している。今シーズンはまるまる残っており、レイチェルの素晴らしさを証明する機会はまだあります。次のレースがいつになるかはレイチェルが教えてくれるでしょう。』


レイチェルアレクサンドラ陣営は大雨で馬場が閉鎖されるなどした1,2月の天候不順のため、アップルブロッサムには行かないと一旦表明、その後レース開催日を4月3日から9日に遅らせるという提案を受けて出走することに合意した経緯があります。ギリギリのところでレイチェルの調整をしていたのでしょう。対戦を見たいのはもちろんですが、無事が第一なので仕方ないです。


アスムッセン調教師のコメント「彼女は明らかに以前の状態にはなかった。また戻ってきます。昨日から失望し続けている」


ゼニヤッタの調教師で、またニューオーリンズLS でレイチェルを負かしたザルダナの調教師でもあるジョン・シェリフ調教師はレイチェルアレクサンドラが出走しなくてもゼニヤッタを出走させるつもりだと話しています。


オークローン競馬場のリリース「当然ですが、レイチェルアレクサンドラの回避を残念に思っています。彼女の残りのシーズンが素晴らしいものになるように祈っています。またアップルブロッサム招待S.でゼニヤッタが、シガーとサイテーションとの現代アメリカ競馬における最高連勝記録『16』に並ぶ挑戦することを楽しみにしています」


ゼニヤッタのオーナー、ジェリー・モスのコメント「アップルブロッサムでの対戦ができなくなって残念に思っています。しかしまた機会があるでしょう。私たちはスティーヴ(アスムッセン調教師)とジャクソン氏をホースマンとして尊敬しており、彼らは自分の所有馬に最善のことをしています。誰かが口出しできることではありません。私たちは予定通りアップルブロッサムに向かいます」


アップルブロッサムにはベネズエラで牡馬相手のGI優勝を含む18戦16勝の最強牝馬 Bambera も出走を予定しています。

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