2010年3月21日日曜日

バンベラ、北米デビュー戦敗れる、レース中に故障か

日本時間3月21日に 米GIII ランパートステークスで北米デビューしたバンベラですが、スタートでつまずいて8頭立て8着に終わりました。完走したものの、レース中に故障を発生していた模様です。

Rampart S. | Races |BloodHorse.com

レース映像は上のページに有ります。最内枠発走の黄色帽、青色の勝負服がバンベラ。半マイルまでは最後方を追走していたがそのあたりから遅れ始め、4コーナーでは先頭から大きく離されています。

追記: YouTube はこちら



レース後にバンベラの調教師が語ったことによると(下に原文)、バンベラはスタート直後に腱を切った模様。英語で"cut her tendon"というとき、どういう症状を指すのかわたしは知りませんが、もしかすると屈腱の断裂(おそらく一部)かもしれません。ただし「それほど悪くないようだ。今詳しく調べている」とのことで、続報が入り次第お伝えします。

"She cut her tendon," trainer Pablo Andrade said of Bambera. " (Jockey) Edgar (Perez) told me that it happened when she was coming out of the gate. It doesn't look too bad, and my vet is looking at it now."


バンベラはベネズエラなどで走って18戦16勝、牡馬GI を含むGI 10勝を挙げた牝馬で、ランパートステークスはアメリカでの初出走だった。この後、昨年の BC クラシックを牝馬としては初めて制したゼニヤッタとアップルブロッサムで対戦する予定でした。昨年の米年度代表馬レイチェルアレクサンドラがアップルブロッサムを回避することに決まって、ゼニヤッタとの最強牝馬決定戦が実現しなくなっても、ゼニヤッタにバンベラが挑むという好カードが期待されていたわけですが、バンベラも回避するかもしれません。



ランパートステークス(GIII、ガルフストリームパーク競馬場ダート1700m、牝馬限定)に勝ったのはアンライバルドベルで、これで7戦4勝2着2回。09年11月にガゼルS.(GI、アケダクト競馬場ダート1800m、3歳牝馬限定)を4・1/4馬身差2着。次走今年2月のラカナダS.(GII、サンタアニタ競馬場オールウェザー1800m、牝馬限定)は4着だった。これまでの3勝全てをあげていたダートに戻ったのが良かったのか、ランパートS.ではスイスイと逃げ切り、最後は2着のシャンパンアイズに1・3/4馬身差をつけて快勝。2着のシャンパンアイズはこれで15戦4勝2着3回で、ランパートS.以前に重賞3着以内はなかった。


アンライヴァルドベルの次走にはアップルブロッサムも候補に上がっている。

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