2010年6月6日日曜日

英ダービーはワークフォースが優勝

現地時間6月5日にエプソム競馬場で行われたイギリスダービ-は、ワークフォースが7馬身差で圧勝。初重賞制覇がダービーでした。鞍上のライアンムーア騎手は先日のオークスに続く優勝でダービー勝利は初。


Workforce wins Derby Stakes


英ダービー(エプソム競馬場・芝約2400m、12頭立て)
1着ワークフォース/Workforce(3人気7倍、父キングズベスト、血統表
2着アットファーストサイト/At First Sight(12人気101倍、父ガリレオ、血統表
3着リワイルディング/Rewilding(2人気5.5倍、父タイガーヒル、血統表


英ダービー、レース映像(YouTube)
レース動画はすでに YouTubeにあるのですが、埋め込みできないので上のリンクから見てください。ピンクの帽子、道中2番手追走がワークフォース。


ワークフォースは09年9月のデビュー戦(芝7ハロン)を6馬身差で快勝。2戦目は5月のダンテS.で、それまで3戦3勝重賞2勝のケープブランコ/Cape Blanco(英ダービー未出走)から 3・1/4馬身差の2着だった。キャリア3戦目での英ダービー制覇となった。過去にはラムタラがキャリア2戦目で英ダービ-に勝利しているが、過去10年に限ればキャリア3戦目の出走馬では01年ゴーランの2着が唯一の連対例だった。勝ちタイム2分31秒33はラムタラのコースレコードを1秒近く更新した。


ワークフォースの父はキングズベストで、先日の日本ダービーを優勝したエイシンフラッシュと同じである。母父サドラーズウェルズ。母ソヴィエトムーンはG1レーシングポストトロフィーおよびG1英セントレジャー勝ちがあるブライアンボルーの全妹。



7馬身差2着のアットファーストサイトはエイダン・オブライエン厩舎のペースメーカーだったが、まさかの逃げ残りで2着。4月のバリサックスS.(G2、芝10ハロン)短頭差2着。5月のダービートライアルS.では1着ミダスタッチ(英ダービー5着)から6馬身差の3着だった。これまで4戦1勝だった。

アットファーストサイトの父はガリレオ(その父サドラーズウェルズ)。母ヒーリングミュージック/Heeling Music のデビュー戦は武豊が騎乗し優勝している。アットファーストサイトの半姉は未勝利馬だが、祖母Helvellyn 産駒には米G1ハリウッドダービー2着のFast And Furious、および米G2勝ち馬 Herboriste がいる。



2着から1/2馬身差の3着リワイルディング(デットーリ騎乗)はこれまで4戦2勝2着1回。4月の仏G2ノアイユ賞で2着、5月の準重賞コックトハットS.を4馬身差で快勝していた。半姉にG1ドバイシーマクラシックでブエナビスタを破ったダーレミがいるほか、兄2頭もG1勝ちがあるという良血馬。英ダービーにはもともと未登録で、馬主のゴドルフィンは7万5000ポンド(約1000万円)の追加登録料を払って参戦していた。父はジャパンカップにも参戦したタイガーヒル(スペシャルウィークの10着)。

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