牝馬がプリークネスS.を勝つのは、1924年の Nellie Morse 以来のこと。また、マインザットバードは「セン馬(去勢されたオス馬)」であり、牡馬中心に行われる米クラシックの上位2頭が「タマ」を持たない結果となりました。昨年の天皇賞・秋も牝馬2頭での決着だったし、「キ○タマなんて飾りです」というのが近代競馬の傾向なのでしょうか。
牡馬以外、つまり牝馬とセン馬が、同一年のケンタッキーダービー、プリークネスステークス、ベルモントステークスの3冠すべてを制覇したことはまだありません。ケンタッキーダービーとプリークネスS.に限ると、1876年にVagrant(セン)とShirley(セン)によって、1915年にRegret(牝)とRhine Maiden(牝)によって、また2003年にセン馬のファニーサードによって2冠が達成されたことはあります。そして今年はケンタッキーダービーをセン馬が、プリークネスS.を牝馬が勝ちました。レイチェルアレクサンドラがベルモントS.に出走するかは未定ですが、レイチェルアレクサンドラかマインザットバード、あるいは、別のセン馬か牝馬がベルモントS.を勝つと、史上初めての「牡馬以外による米クラシック3冠完全制覇」となります。日本からもブエナビスタを送り込んだほうがいいかもしれませんね。
レイチェルアレクサンドラが勝ったプリークネスステークスのレース映像は YouTube から。大外枠発走、黄色の帽子で、スタートから先手を取るのがレイチェルアレクサンドラ。(動画予備)
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