2013年7月5日金曜日

米G1シューメイカーマイルS.、オブヴィアスリーがG1初勝利

6月29日に行われた米G1シューメイカーマイルS.(芝1マイル、3歳以上)は単勝1.3倍の1番人気オブヴィアスリーが2着に3・1/4馬身差をつけて逃げ切り、G1初勝利を挙げました。

芝マイル重賞2連勝中だったザアプルーヴァルが2着。前走オブヴィアスリーの2着だったルカヤンは2番人気でしたが最下位5着。昨年の勝ち馬ジェラニモが4着。


オブヴィアスリーは父ショワジール、母リーラ(未出走)、母の父モンジューという血統のアイルランド産馬で、同国で3戦した後、2012年からアメリカに移籍。

昨年8月の米G2デルマーマイルH.(芝1マイル)を1分32秒10のコースレコードで逃げ切って重賞初勝利。その次走の米G2アロヨセコマイル(芝1マイル)もレコードに0.06秒差で逃げ切って重賞連勝。ちなみにそのときに2着は米国遠征中だったトレイルブレイザーでした。

11月の米G1 BCマイル(芝1マイル)は後に年度代表馬に選ばれるワイズダンから2馬身差、ケンタッキーダービー馬であり後にドバイワールドカップを勝つアニマルキングダムから1/2馬身差の3着と好走。今年初戦の米G3サンシメオンS.(芝6.5ハロン)も1/2馬身差の2着したあと、前走で今年2戦目の米G3アメリカンH.(芝1マイル)は、昨年のG1仏2000ギニー勝ち馬ルカヤンに2・1/2馬身差をつけて完勝していました。

今回もコースレコードに0.27秒差に迫る好タイムで走っていて絶好調です。1年前のこの日は脳腫瘍で手術を受けていたというマイク・ミッチェル調教師によると今年の目標はもちろんBCマイルで、次走には昨年も勝った次走は8月25日の米G2デルマーマイルH.が候補に挙がっています。


なお、アメリカンH.でオブヴィアスリーの3着だったディープインパクト産駒バロッチは現地時間5日のアローワンス競走(芝8.5ハロン)に出走予定です。

2013年シューメイカーマイルS.のレース映像。


シューメイカーマイルステークス(Shoemaker Mile Stakes)
2013年6月29日、アメリカ・ハリウッドパーク競馬場、芝1マイル
3歳以上、G1、5頭、Firm、レース結果(PDF)、総賞金30万ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1オブヴィアスリー
Obviously
5セン
1.3倍
J.タラモ1分32秒8615戦【8-4-2-1】
重賞4勝目
2ザアプルーヴァル
Za Approval
5セン
8.2倍
V.エスピノーザ3・1/414戦【6-4-0-4】
重賞2連勝
3ウィルキンソン
Wilkinson
5牡
17.2倍
M.ペドロサ1・1/424戦【6-4-4-10】
芝マイル重賞1勝

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