英ダービー1・3/4馬身差4着の2番人気バトルオブマレンゴが5馬身差の7着。英ダービー2・1/4馬身差5着の3番人気オコヴァンゴが3着に入っています。
仏ダービー7馬身差8着(19頭)だったグレートジャーニー産駒のマックスダイナマイトは8馬身差の最下位8着に敗れました。
フリントシャーは父ダンジリ、母ダンスルーティン(仏重賞2勝、仏オークス2着)、母の父サドラーズウェルズという血統のイギリス産馬。イルドブルボンの4×4という配合です。
今年5月の未出走馬戦を2馬身差で勝ってデビュー勝ち。2戦目は1馬身差の2着に敗れましたが、前走の仏G3リス賞(芝2400m、3歳牡セン)を3馬身差で快勝していました。これで4戦3勝、敗れた1戦のみ重馬場です。
今後はキズナと同じニエル賞から凱旋門賞に向かいます。本番の凱旋門賞は湿った馬場になりやすく、ギュイヨン騎手も「今日のような硬い馬場が合っている」と述べているだけに、2戦目の敗因が重馬場だったのかどうかが鍵になりそう。
ちなみにダンジリ産駒のパリ大賞勝ちはレイルリンク、ザンベジサンに続き3頭目。前者はその年の凱旋門賞でディープインパクトらを相手に優勝し、後者は同8着でした。
フリントシャーとレイルリンクとはリス賞、パリ大賞、ニエル賞、凱旋門賞というローテーションが同じ、また馬主、生産者、調教師も同じだから、ディープインパクト産駒キズナと武豊騎手のコンビには因縁浅からぬ相手でもあります。
2013年パリ大賞のレース映像。ゲート向かって右から3頭目、ピンクの帽子がフリントシャー。
パリ大賞(Juddmonte Grand Prix de Paris)
2013年7月13日、フランス・ロンシャン競馬場、芝2400m
3歳牡牝、G1、8頭、レース結果、総賞金60万ユーロ
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | フリントシャー Flintshire | 3牡 2.25倍 | M.ギュイヨン | 2分28秒57 | 4戦【3-1-0-0】 重賞2連勝 |
2 | マンダウィ Manndawi | 3牡 15倍 | C.ルメール | 1・1/2 | 4戦【1-1-1-1】 リス賞で約4馬身差の4着 |
3 | オコヴァンゴ Ocovango | 3牡 3.5倍 | P.ブドー | 1 | 5戦【3-0-1-1】 仏G2グレフュール賞勝ち |
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