ページ

2013年7月26日金曜日

仏G1パリ大賞、フリントシャーがG1初勝利。キズナと同じニエル賞から凱旋門賞へ

7月13日に行われた仏G1パリ大賞(芝2400m、3歳牡牝)は、後方3番手追走した1番人気のフリントシャーが残り300mあたりで外から抜け出すと、2着に1・1/2馬身差で優勝し、G初勝利を挙げました。最後の70mほどはギュイヨン騎手が手綱を押さえる楽勝で、最後まで追っていたら残り100mでつけていた3馬身ほどのリードのまま勝っていたでしょう。

英ダービー1・3/4馬身差4着の2番人気バトルオブマレンゴが5馬身差の7着。英ダービー2・1/4馬身差5着の3番人気オコヴァンゴが3着に入っています。

仏ダービー7馬身差8着(19頭)だったグレートジャーニー産駒のマックスダイナマイトは8馬身差の最下位8着に敗れました。



フリントシャーは父ダンジリ、母ダンスルーティン(仏重賞2勝、仏オークス2着)、母の父サドラーズウェルズという血統のイギリス産馬。イルドブルボンの4×4という配合です。

今年5月の未出走馬戦を2馬身差で勝ってデビュー勝ち。2戦目は1馬身差の2着に敗れましたが、前走の仏G3リス賞(芝2400m、3歳牡セン)を3馬身差で快勝していました。これで4戦3勝、敗れた1戦のみ重馬場です。

今後はキズナと同じニエル賞から凱旋門賞に向かいます。本番の凱旋門賞は湿った馬場になりやすく、ギュイヨン騎手も「今日のような硬い馬場が合っている」と述べているだけに、2戦目の敗因が重馬場だったのかどうかが鍵になりそう。

ちなみにダンジリ産駒のパリ大賞勝ちはレイルリンク、ザンベジサンに続き3頭目。前者はその年の凱旋門賞でディープインパクトらを相手に優勝し、後者は同8着でした。

フリントシャーとレイルリンクとはリス賞、パリ大賞、ニエル賞、凱旋門賞というローテーションが同じ、また馬主、生産者、調教師も同じだから、ディープインパクト産駒キズナと武豊騎手のコンビには因縁浅からぬ相手でもあります。

2013年パリ大賞のレース映像。ゲート向かって右から3頭目、ピンクの帽子がフリントシャー。


パリ大賞(Juddmonte Grand Prix de Paris)
2013年7月13日、フランス・ロンシャン競馬場、芝2400m
3歳牡牝、G1、8頭、レース結果、総賞金60万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1フリントシャー
Flintshire
3牡
2.25倍
M.ギュイヨン2分28秒574戦【3-1-0-0】
重賞2連勝
2マンダウィ
Manndawi
3牡
15倍
C.ルメール1・1/24戦【1-1-1-1】
リス賞で約4馬身差の4着
3オコヴァンゴ
Ocovango
3牡
3.5倍
P.ブドー15戦【3-0-1-1】
仏G2グレフュール賞勝ち

0 件のコメント:

コメントを投稿