2013年7月21日日曜日

G1愛オークス、チキータが自身初勝利

7月20日に行われたG1愛オークス(芝12ハロン、3歳牝馬)は、3番手内ラチ沿いを追走したチキータが残り2ハロンで外に持ち出されるとゴール直前で差しきって勝ち、デビュー4戦目での初勝利をG1で挙げました。ムルタ騎手は愛オークス6勝目。

道中チキータのすぐ後ろを追走していたヴィーナスデミロが2着。逃げた愛1000ギニー3着のジャストプリテンディングが首差3着に粘りこみ。

英オークス馬で2番人気のタレントは最下位7着。前走ロイヤルアスコットの英G2リブルスデイルS.(芝12ハロン、3歳牝馬)でジャストプリテンディングに2馬身差をつけて勝ったいたリポステは4万ユーロの追加登録料を支払っての出走でしたが1番人気5着に終わっています。英オークス2着馬シークレットジェスチャーは直前に軽症が判明し回避しました。


チキータは父モンジュー、母プルデンジア、母の父ダンジリという血統のアイルランド産馬。1歳馬セールにて60万ユーロで落札。 3/4同血の叔母が仏G3を勝っています。

昨年10月のデビュー戦を1・1/4馬身差の3着し、2歳はこの1戦だけで終えると、今年初戦だった5月の仏条件戦は逃げ切り直前で外側の植栽に突っ込んで落馬中止(YouTube)。しかしその次走で前走の仏G1ディアヌ賞(芝2100m)は、これも外側によれながらもじわじわ伸びて、勝ったトレヴには4馬身つけられましたが、2着に入っていました。

管理するロワイエデュプレ師は「すばらしい牝馬であり、私の厩舎で最高の牝馬です。だから落馬の後でも仏オークスに直行すると決めたのです」と述べています。また同師によるとこの後は仏G1ヴェルメイユ賞から凱旋門賞へ。ちなみにチキータはトレヴと同じで凱旋門賞登録がありません。

デビュー戦の映像は見ていないですが、今回もずっとヨレていて直線、特に最後の1ハロンほどはまっすぐ走れないですね。凱旋門賞に出てくるならオルフェーヴルのスミヨン騎手、キズナの武豊騎手にはできればチキータの内に進路を選んでもらいたいところです。


2013年愛オークスのレース映像。赤の帽子、赤の袖がチキータ。2分20秒から真正面からの映像もあります。



参考:仏オークスのレース映像


アイリッシュオークス(Darley Irish Oaks)
2013年7月20日、アイルランド・カラ競馬場、芝12ハロン
3歳牝馬、G1、7頭、 Good To Firm 、レース結果、総賞金40万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1チキータ
Chicquita
3牝
5.5倍
J.ムルタ2分35秒014戦【1-1-1-1】
初勝利
2ヴィーナスデミロ
Venus De Milo
3牝
7倍
S.ヘファナン1/23戦【2-1-0-0】
前走準重賞勝ち
3ジャストプリテンディング
Just Pretending
3牝
9倍
J.オブライエンクビ7戦【2-1-3-1】
愛G3勝ち

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