道中チキータのすぐ後ろを追走していたヴィーナスデミロが2着。逃げた愛1000ギニー3着のジャストプリテンディングが首差3着に粘りこみ。
英オークス馬で2番人気のタレントは最下位7着。前走ロイヤルアスコットの英G2リブルスデイルS.(芝12ハロン、3歳牝馬)でジャストプリテンディングに2馬身差をつけて勝ったいたリポステは4万ユーロの追加登録料を支払っての出走でしたが1番人気5着に終わっています。英オークス2着馬シークレットジェスチャーは直前に軽症が判明し回避しました。
チキータは父モンジュー、母プルデンジア、母の父ダンジリという血統のアイルランド産馬。1歳馬セールにて60万ユーロで落札。 3/4同血の叔母が仏G3を勝っています。
昨年10月のデビュー戦を1・1/4馬身差の3着し、2歳はこの1戦だけで終えると、今年初戦だった5月の仏条件戦は逃げ切り直前で外側の植栽に突っ込んで落馬中止(YouTube)。しかしその次走で前走の仏G1ディアヌ賞(芝2100m)は、これも外側によれながらもじわじわ伸びて、勝ったトレヴには4馬身つけられましたが、2着に入っていました。
管理するロワイエデュプレ師は「すばらしい牝馬であり、私の厩舎で最高の牝馬です。だから落馬の後でも仏オークスに直行すると決めたのです」と述べています。また同師によるとこの後は仏G1ヴェルメイユ賞から凱旋門賞へ。ちなみにチキータはトレヴと同じで凱旋門賞登録がありません。
デビュー戦の映像は見ていないですが、今回もずっとヨレていて直線、特に最後の1ハロンほどはまっすぐ走れないですね。凱旋門賞に出てくるならオルフェーヴルのスミヨン騎手、キズナの武豊騎手にはできればチキータの内に進路を選んでもらいたいところです。
2013年愛オークスのレース映像。赤の帽子、赤の袖がチキータ。2分20秒から真正面からの映像もあります。
参考:仏オークスのレース映像
アイリッシュオークス(Darley Irish Oaks)
2013年7月20日、アイルランド・カラ競馬場、芝12ハロン
3歳牝馬、G1、7頭、 Good To Firm 、レース結果、総賞金40万ユーロ
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | チキータ Chicquita | 3牝 5.5倍 | J.ムルタ | 2分35秒01 | 4戦【1-1-1-1】 初勝利 |
2 | ヴィーナスデミロ Venus De Milo | 3牝 7倍 | S.ヘファナン | 1/2 | 3戦【2-1-0-0】 前走準重賞勝ち |
3 | ジャストプリテンディング Just Pretending | 3牝 9倍 | J.オブライエン | クビ | 7戦【2-1-3-1】 愛G3勝ち |
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